九州高校野球県大会 9月14日開幕 2枠に51チーム 混戦予想

第145回九州地区高校野球県大会の組み合わせ

 第145回九州地区高校野球県大会の組み合わせ抽選会が30日、長崎市の県営ビッグNスタジアム会議室で行われ、出場51チーム(56校)の対戦相手が決まった。来春の選抜大会(甲子園)につながる九州大会の出場権(2枠)を懸け、9月14日から10月6日まで、ビッグNなど3会場で熱戦を繰り広げる。

 シード校は今夏の甲子園出場校で地区新人大会不参加の海星をはじめ、長崎、中、佐世保の各地区新人大会を制した長崎商、大村、大崎、準優勝の長崎北、大村工、佐世保実の計7校。夏に続いてシード権を獲得したのは長崎商と佐世保実の2校だけで、全体的に各校の力が接近している。昨季の主力が残るノーシードの有力校も含めて、九州切符争いは混戦が予想される。

 1回戦の好カードは波佐見-鹿町工、長崎南山-瓊浦、佐世保工-壱岐、鎮西学院-長崎東など。どのチームも攻守両面で発展途上の段階のため、まずは守備から流れをつかめるかがポイントになってきそうだ。

 九州大会は10月19~24日、佐賀市で行われる。

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