「神々しく迫力あった」 ラグビーW杯優勝トロフィー公開

鎌倉大仏の前で公開されたウェブ・エリス杯=鎌倉市の高徳院

 アジア初開催となるラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の優勝トロフィー「ウェブ・エリス杯」が31日、県内で初めて一般公開された。9月20日の開幕まであと3週間、決勝の舞台となる横浜と国際観光地の鎌倉で歴史的大会の成功を願った。

 金箔(きんぱく)に覆われた純銀製で、優勝チームなどしか触れないとされる「神聖なトロフィー」(大会関係者)。6月から全国12カ所の開催都市を巡り、大会の盛り上げに向けてPRを重ねてきた。

 鎌倉市では同日午前7時半、高徳院の国宝・鎌倉大仏の前でセレモニーを実施。約300人が記念撮影するなどし、黄金色に輝くトロフィーに熱戦への期待を膨らませた。地元ラグビースクールに通う同市の石川晴一さん(13)は「神々しくて迫力があった。最高峰の試合にわくわくする」と目を輝かせた。

 横浜市では、開港直後にラグビーが伝わった際の資料を所蔵する開港資料館(中区)で展示。1日は小田原市の駅地下街「ハルネ小田原」で午後1~3時に展示される。

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