映画「火口のふたり」手料理を振る舞うシーンに悪戦苦闘! 「どうして全然アクアパッツァを食べないんだよ!」

直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした映画『火口のふたり』は、身体の言い分に身を委ねる男と女の不確実な愛を描いた<R18>衝撃作。一方で、『寝ても覚めても』『愛がなんだ』などに続いて、“鑑賞後に語りたくなる映画”“恋愛観・人生観によって、捉え方が異なる”としても話題となり、最近では“『愛がなんだ』のオトナ版”という声も多く上がっており、この夏見逃せない一作。

この度、解禁となる本編映像では、直子の誘いに乗り、久しぶりに身体を重ねた賢治が、直子の新居で手料理を振る舞うシーンが公開された。器用に魚を調理する賢治を見て、嬉しそうにサラダの盛り付けをする直子。食卓に並べられた賢治お手製のアクアパッツァとペペロンチーノを頬張りながら、直子が「やっぱり賢ちゃんご飯作るの上手だね」と褒めると、「作って、人に食べさせるのが好きなんだよ」と満足気な表情を浮かべる賢治。身体を気遣う直子からポンジュースの入ったグラスを渡された賢治が「小学校の時から食事の時はポンジュースを飲んでいたな」と昔から変わらない癖を指摘すると、「お酒も飲めるようになったよ」と直子はドヤ顔を見せる。

本作で柄本と瀧内が苦労したと明かすのが、会話をしながら食事をするシーン。特にアクアパッツァを食べるシーンでは、フォークとナイフで料理を取り分けるのに悪戦苦闘。なかなかメインディッシュのアクアパッツァに手を出さず、サラダやパスタばかり食べるを二人に対して、荒井監督は「どうして全然アクアパッツァを食べないんだよ!」と指示を出してきたそう。様々な役柄を演じ、数多くの映画賞を受賞してきた柄本が、「アクアパッツァて、とても食べにくいんですよ(笑)」と恨み節をこぼす食事のシーンに是非注目いただきたい。

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