中国、軍拡の背景に西側への不信

「政権転覆」に勝つと内部教材で

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中国の中距離弾道ミサイル「東風26」(共同)

 中国人民解放軍の軍人が学ぶ国防大学の内部教材で、中国が強い軍隊を目指す理由として「西側敵対勢力」による「政権転覆」の戦いに打ち勝つためだと強調していることが31日、分かった。7月に中国政府が発表した国防白書では中国の強大な軍隊は人類の平和のために奉仕するとしているが、本音では自由主義諸国への激しい不信や敵対心が軍拡を続ける背景にあることを浮き彫りにしている。

 教材は習近平国家主席の「強軍思想」を学ぶシリーズの一冊で、「共産党の新時代における強軍目標」。強軍化を巡り「わが国を破壊、転覆しようとする敵対勢力との戦いは長期的かつ複雑で先鋭的」と指摘している。