三島が値千金の初ゴール ロアッソ、C大阪U-23戦

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【熊本-C大阪U-23】後半11分、先制ゴールを決めガッツポーズする熊本の三島(手前)=ヤンマースタジアム長居

 待望の今季初ゴールが、チームを5試合ぶりの勝利に導いた。初のスタメン起用に応えたFW三島康平は「結果を残したかったし、チームの勝利につながって良かった」。冷静な表情の中に満足感がのぞいた。

 無得点の試合が動いたのは後半11分だった。まず左サイドのMF八久保颯からDF片山奨典へスルーパス。さらにニアサイドでボールを受けた三島が左足で押し込んだ。「良い位置を取ってくれた」(片山)。FWとしての絶妙の嗅覚が値千金の一撃を生んだ。

 J1松本から今季加入した183センチの長身ストライカー。空中戦での強さを生かすスーパーサブとして、これまで10試合に途中出場。しかしこの日は縦パスを受けたり、ゴール前で味方とコンビネーションを見せたりするなど、ハイボールの競り合い以外でも存在感を見せた。

 移籍後初ゴールは大きな自信にもなった様子。パスをつなぐチームにあって、「これまであまり経験していないスタイルだが、自分のプレーの幅が広がる」と手応えを口にした。白星の無かった前節までの4試合は、セットプレーからの2得点のみ。それだけに「FWが流れから点を取ってくれてよかった」と渋谷洋樹監督を喜ばせた。

 1、2位と勝ち点で並んだものの、得失点差で下回り3位。この試合でも18本のシュートを放ちながら1得点にとどまった。「2、3点は取りたかった」という指揮官の思いに応えるように、32歳のFWは「まだ1点取っただけ。J2昇格へ、取れるときに取っておく」とさらなる高みを見据えた。(河北英之)

(2019年9月1日付 熊本日日新聞朝刊掲載)