ナイロンラインを塩水に100時間浸けてみた結果……強度だけでなく見た目も変化した!? PEラインの弱点をカバーするリーダー。特に劣化が早いと言われるナイロンリーダーを100時間水に浸け、どのような強度変化が起こるか実験してみました。

またしても

イシカワ

前回のPEライン水没実験に続きまして、次のお題です

釣り好き!まっちゃん

またしても

イシカワ

“水を吸う素材のラインだったら”強度はどうでしょうか?

釣り好き!まっちゃん

なるほど。それは気になりますねぇ

イシカワ

もう気になって眠れません。というわけで、まっちゃんさん続編おねげぇーシャス!

釣り好き!まっちゃん

もう寝ないでください(笑)

ナイロンラインで試してみた

前回行った実験では、PEラインを海水に100時間浸して強度変化を見るというもの。

PEラインでは、ほぼ強度変化なしの結果となりました。

しかし、今回は吸水性の高いといわれるナイロンライン。果たして……?

レッツサイエ~ンス!

浸けてみた

海水と同じ塩分濃度の塩水を作り、ナイロンラインを100時間浸け込みます。

乾燥させると

浸け込みが終わったナイロンラインを自然乾燥し確認してみると、若干巻き癖がついており、表面のツルツル感も無くなっているように感じました。

これは強度にも変化が出そうな予感ですよ!

計測結果はこちら

今回ナイロンラインは3号(12ポンド)を使用しました。

新品と比べ、どのような差が生まれるかドラグチェッカーを使って測定していきましょう。

新品ナイロンライン

  • 3.0号,直線強度(㎏)
  • 1回目,4.75
  • 2回目,4.80
  • 3回目,4.75
  • 4回目,4.75
  • 5回目,4.80
  • 平均スコア,4.77

塩水に浸したライン

  • 3.0号,直線強度(㎏)
  • 1回目,4.50
  • 2回目,4.75
  • 3回目,4.50
  • 4回目,4.40
  • 5回目,4.60
  • 平均スコア,4.55

イシカ

お疲れ様でした! ▲0.22と若干スコアを落とす結果でしたね。

釣り好き!まっちゃん

数字的には微妙な強度ダウンですが、PEラインの落ち幅と比べれば結構大きいのではないでしょうか。

イシカワ

やはり吸水性の高さは弱点みたいですね。

釣り好き!まっちゃん

改めて釣行毎のメンテナンス。特にリーダーに使う場合、組み直しは行った方が無難ですね

縁の下の力持ち!

ナイロンラインをリーダーとして、またはメインラインとして使用される方も多いことでしょう。

値段も安くメリットも多い素材ではありますが、特性を上手く活かし、劣化前の事前交換をオススメします。

© 株式会社スペースキー