救助の連携 入念に確認 戸出・砺波消防署、県ドクターヘリ合同訓練

ストレッチャーに乗せた人形をドクターヘリに移す救急隊員ら=戸出消防署

 高岡市戸出消防署と砺波消防署、県ドクターヘリによる合同連携訓練が2日、戸出消防署で行われ、傷病者を救助現場からヘリに搬送するまでの手順を確認した。

 救急技術の向上や、両署の救急隊と消防隊、ドクターヘリの連携強化を目的に、救急医療週間(8~14日)に先駆けて実施した。

 工場で作業中の50代男性が胸の痛みを訴えて倒れたと想定した訓練では、男性に見立てた人形を使って両署の消防隊員らが協力して心肺蘇生を行い、救急車で搬送。ストレッチャーでヘリに移す動作を入念に確認した。

 訓練後には参加者による意見交換会も行われた。

救助現場から救急車に患者を移す参加者
参加者が連携して患者の意識状態を確認する

© 株式会社北日本新聞社