新天地で「早くも大ブレイク」中、話題の6選手

今夏のマーケットでも多くの大型移籍が行われ、有力な選手がそれぞれの新天地へと渡っていった。

その中で、新しいリーグに移籍していきなり大活躍を見せている選手たちとは?

ダニエル・ジェームズ(マンチェスター・ユナイテッド)

2部のスウォンジーからやってきた21歳の選手が、いきなりマンチェスター・ユナイテッドでここまでの存在感を見せるとは。ダニエル・ジェームズのインパクトはあまりにも大きい。

すでにユナイテッドでの4試合で3ゴール。快速ウイングとしてだけではなく、スコアラーとしてもチームの中心的な存在となっている。

ロドリ(マンチェスター・シティ)

昨季までは34歳のフェルナンジーニョに大きな負担をかけることになっていたマンチェスター・シティ。中盤の要石となって守備と攻撃を繋ぐ、その難しい役割を果たせる存在は彼以外にいなかった。

だが、その適任者がようやく見つかったようだ。今季シティがピンポイントで獲得してきたロドリは、いきなりその役割をほぼ100%こなせている。最もチームが必要としていたものを提供した選手だと言えよう。

ナビル・フェキル(ベティス)

数多くのビッグクラブと噂になっていたリヨンのレフティは、自身がかつて経験した大きな膝の怪我の歴史もあって、なかなかステップアップができなかった。リーグアンでは別格の存在であったが、では上のリーグでどこまでできるか…。

その懸念はほぼ杞憂に終わった。1975万ユーロ(およそ23.1億円)+ボーナス最大1000万ユーロ(およそ11.7億円)というバーゲン価格でベティスに加入した彼は、トッテナムに去ったジョバニ・ロ・セルソの穴を埋めて余りあるプレーを見せている。

ダニ・セバージョス(アーセナル)

ベティスからレアル・マドリーに引き抜かれたのが2017年。サンティアゴ・ベルナベウではバックアップの立場が長くなり、能力に見合った評価を得られずにいた選手だ。

しかし今季彼には大きなチャンスが与えられた。同じスペイン人のウナイ・エメリ監督が率いるアーセナルに貸し出され、プレミアリーグの舞台に挑戦。すでに2アシストを記録しており、同じ新加入のニコラ・ペペとともに重要な役割を任せられる存在となった。

ヴィクター・オシメーン(リール)

2015年のU-17ワールドカップで7試合すべてで得点を決め、10ゴールでゴールデンブーツを獲得したオシメーン。世界屈指の若手と評価された彼であるが、2017年に加入したヴォルフスブルクではあまり出場機会を与えられず。

しかし昨季ベルギーのシャルルロワへローン移籍すると34試合19ゴールと結果を残し、今夏1200万ユーロ(およそ14億円)でリールへ。ここまでの3試合で4ゴールを決めるなど、その身体能力とゴール感覚の素晴らしさを証明している。

セバスティアン・アレル(ウェストハム)

昨季のウェストハムはFWマルコ・アルナウトヴィッチに依存したチームだった。しかし彼はチーム全体を引き上げられるような選手ではなく、その個人能力以上の組織を生み出す触媒にはならなかった。

そのアルナウトヴィッチが中国に去り、ウェストハムはフランクフルトから4000万ユーロ(およそ46.7億円)を支払ってセバスティアン・アレルを獲得した。開幕戦ではシティに大敗するも、その後彼がワトフォード戦で2ゴール、ノリッジ戦で1ゴールとブレイクし、さらにチーム全体を機能させる前線の柱にもなった。

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