マグヌッセン「ソフトタイヤで長めにステイアウトする戦略は誤りだった」:ハース F1ベルギーGP日曜

 2019年F1第13戦ベルギーGPの決勝レースが行われ、ハースのケビン・マグヌッセンは12位、ロマン・グロージャンは13位でレースを終えた。

■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=12位
 C3タイヤ(ソフトタイヤ)での第1スティントは酷い感じだった。ほとんどグリップがなくて、順位を落として始終オーバーテイクされていた。僕はそのタイヤで長めにステイアウトするという誤った戦略を採ってしまった。酷いものだったよ。お手上げの状況だったから、セーフティカー導入とか、何かが起きることを待つ方がよさそうだった。それが戦いに戻る唯一のチャンスだと思った。

 最終的にはピットインして黄色のC2タイヤ(ミディアムタイヤ)に交換した。マシンは競争力を取り戻して、完全に通常の状態に戻った。事態は本当に予測不可能で、何を期待できるのか分からなかった

ロマン・グロージャン 決勝=13位

ロマン・グロージャン(ハース)

 僕たちは素晴らしいスタートを切り、レース序盤のマシンのパフォーマンスはとても優れていた。このマシンで差を広げていることに本当に満足していた。そしてミディアムに交換したが、驚いたことにマシンの調子はいっそう良くなったんだ。だから午後は素晴らしいものになるだろうと期待していた。

 その後、僕はルノーの(ダニエル)リカルドの後ろについていた。彼は可能な限りの力で激しく戦っていたので、僕たちには彼を追い抜くチャンスがなかった。ドラッグが大きすぎたし、トップスピードが十分ではなかったのは確かだ。ただタイヤをうまく機能させることがとても難しかった。

 自分のドライビングスタイルとマシンには満足していたし、常にバトルをしていたが、6番手でいることはとても難しく、13番手まで順位を落としてしまった。これ以上できることがないと感じるのは辛いことだよ。

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