myeahns「初のフル・アルバムを〈傑作〉と豪語するデッカバンドのポップ至上主義」

逸見と齊藤の運命的な出会い

──初のフル・アルバムは全12曲中9曲が既発曲で占められていますが、これは意図しての選曲と構成なんですよね?

逸見:既発と言っても流通に乗せた曲はそんなにないし、最近ライブでやってる曲ばかりを集めた感じですね。それにこれまでメンバーの入れ替わりがあったので、今の5人で改めて録り直したい気持ちもありました。前身バンド(テクマクマヤーンズ)から数えると8年バンドをやってますけど、今がベスト・メンバーだと思うし、今の編成も自分としては一番しっくり来ているので。ピン・ボーカルで、ギターとリズム隊がいて、そこにキーボードが入った編成をずっとやりたかったんです。

──3人編成だった頃の「サマーエンズ」と「デッカバンド」を聴くと、今の5人編成のサウンドとはだいぶ違う印象を受けますね。音数や音の厚みが増しているから当たり前ですけど、ポップの含有率も増えたように思えるし。

逸見:元の「サマーエンズ」は鍵盤が入ってなかったし、今回のバージョンのほうが気に入っています。一番古い「恋はゴキゲン」も今回のほうがずっといい。

──結成当初からポップでカラフルな曲を作ることを心がけていたんですか。ポップに非ずんば人に非ずみたいな(笑)。

逸見:こういう曲を書こうみたいなことは特にないんですけど、覚えやすい曲が好きなんですよね、自分が。曲を作っても忘れちゃうので、起きた次の日でも覚えてるみたいな曲を作るようにしてます。

齊藤:亮太君の書く曲はとにかくポップだし、俺は大好きなんですよ。

逸見:俺と雄介は好きな音楽も似てるし、一番よく話すし、波長が合うんです。曲ができると最初に雄介に送って聴いてもらうし。「サイコー!」以外の反応は返ってきたことがないですね(笑)。「これは微妙じゃない?」っていう反応は返ってきたことがない。

齊藤:もしそういう反応をしたら途中で作らなくなるんですよ。明らかに俺がイヤそうな感じを察して。

──齊藤さんは曲の良し悪しをジャッジするリトマス試験紙みたいな感じなんですね。

齊藤:俺はもともと亮太君のファンなんですよね。亮太君が前にやってたバンドのお客さんだったんです。

──齊藤さんが忌野清志郎さんのTシャツにライダース姿でライブを棒立ちで観ていたんでしたっけ?

逸見:そうです。テクマクマヤーンズの前のバンドをやってた時、自分のインフルエンザの振替公演が西川口Heartsであったんです。そこにたまたま雄介が来てて、彼が着てた清志郎さんのTシャツの色違いを俺が持ってたので目について、最前列でめちゃくちゃ不貞腐れて観てるなと思って(笑)。

齊藤:たまたま友達のバンドが出てたんですよね。その友達がリハ終わりに「すごい(甲本)ヒロトに似た人が対バンにいる!」と電話をくれて、急遽観に行くことにしたんです。で、亮太君のライブを観たらめちゃくちゃ格好良かった。今よりもロックンロール色が強い感じで。

逸見:その頃より今のほうがポップかもしれないね。それから雄介がちょくちょくライブに来るようになって、一緒に呑むようにもなって、テクマクマヤーンズを結成する時に一緒にバンドをやらないかと声をかけたんです。「ギター弾けるって言ってたよね?」って。

齊藤:ただ持ってただけで、全然弾けなかったんですけど(笑)。

──だけど齊藤さんは一度バンドを脱退しているんですよね。

齊藤:まぁ、いろいろとありまして(笑)。

逸見:俺と雄介が5人の中で一番わがままで、そのわがままにお互いがついていけなくなったと言うか。当時はどっちも「やってられっか!」くらいの感じだったと思います。

齊藤:俺はそんな感じじゃなかったですよ(笑)。自分としては、亮太君は俺じゃない奴とバンドをやりたがってるのかなと思って。俺が弾きたい感じのギターと亮太君が求めていたものがちょっとズレてたんです。当時の俺は毛皮のマリーズとかザ50回転ズがめちゃくちゃ好きで、そんな感じのギターをやりたかったし、アンプも直が良かったんだけど、亮太君はあまり歪んでないギターが良かったんじゃないですかね。今でも音色は歪ませちゃってますけど。

その1曲をどう仕上げるかの積み重ね

──バンドに復帰したのはなぜですか。

齊藤:3人になったmyeahnsがマジで良くなかったから(笑)。まず亮太君がギターを持って唄ってるのがサイアクだったし、絶対にピン・ボーカルのほうがいいのになと思ってました。

逸見:最初はピン・ボーカルだったんですけどね。俺自身、ミック・ジャガーみたいに基本はピン・ボーカルで1曲くらいギターを持って唄うスタイルが好きだったんで。

齊藤:亮太君がギターを持って唄うようになって、なんかその辺にいるようなバンドみたいになっちゃったなと思って。そんなことを亮太君がやんなくても良くない? って。

──とは言え、3ピース時代はファースト・シングルやファースト・ミニ・アルバムを出したり、活動は活発でしたよね。

齊藤:だけどテクマクの時にあった曲ばかりだったもんね。俺がいた時は音源を出さなかったんですよ。

逸見:今のピン・ボーカルのほうが全然いいけど、3人の時もそれなりに楽しかったですよ。いろんな経験もできたと思うし。

──「One Hit Wonder」に「君がいないからギターを弾く/これで満足だなんて思うなよ」という歌詞がありますが、これは齊藤さんに向けたものなんでしょうか?

逸見:誰かにってわけじゃなかった気がするんですけど…言われてみれば確かに雄介のことを唄っているようにも聴こえますね。

齊藤:俺に向けて唄ってるのは「ざ・むーんいずまいん」なんですよ。俺がバンドを抜けてできた曲だから。

逸見:そう、「ざ・むーんいずまいん」は雄介がいない時に3人でやってた新曲だったんです。

──ああ、冒頭に「理解できるのはきみしかいない」という歌詞がありますものね。「ざ・むーんいずまいん」は本作で唯一のバラッドで、喪失感をテーマにしたロマンチックな歌詞が素晴らしい。

齊藤:すごくいいですよね。ドラムの茂木(左)から聞いたんですよ。バンドを抜けても茂木とはずっと仲が良くて、「ざ・むーんいずまいん」をライブでやってる時に「これはもしかして雄介のことを唄ってるんじゃないか?」と思ったらしくて。そしたら茂木はめちゃくちゃエモいドラムになっちゃったみたいですけど(笑)。

──「恋はゴキゲン」も脱退したメンバーに向けて書いた曲だとか。

逸見:あれは前にいたベースに向けて書きました。そいつとは地元が一緒で、彼女と一緒に上京して同棲してたんだけど、何年かしたら別れてしまって。一緒にバンドをやってた仲間を元気づけたかったって言うか、「また違った恋が待ってる!」みたいな感じで背中を押してやりたかったんです。

──ファースト・シングルとしても発表された「恋はゴキゲン」と「サマーエンズ」がやはりmyeahnsのプロトタイプに思えますね。ポップでカラフルなmyeahnsナンバーの原点と言うか。

齊藤:どっちもすごくいい曲だし、ライブでも定番なんです。

──バラッドの「ざ・むーんいずまいん」とミッド・テンポの「サマーエンズ」以外はどれもノリの良い踊れる感じの曲ばかりですが、それは意識してのことですか。

逸見:アルバムのコンセプト的なものは特にないんですよね。その1曲をどう仕上げるかっていうのの積み重ねだったんで。

──どの曲もシングル・カット可能のクオリティだと思うし、myeahnsはアルバム単位と言うよりも楽曲単位のバンドなんでしょうね。1枚入魂と言うよりも1曲入魂のバンド。

齊藤:どの曲をシングルにしても大丈夫みたいなのは狙いだったよね?

逸見:そうだね。ライブでやらないと曲はどんどん忘れちゃうんですよ。先行シングルを除いてやり続けてちゃんと残った曲がこのアルバムに入ってるってことなんだと思います。

齊藤:亮太君は曲を書くペースがめっちゃ早いんですよ。1回しかやったことがない曲もけっこうあって、俺が気に入った曲を亮太君にやらないの? って訊くと、「そう言えばそんな曲あったね」みたいな感じで。

逸見:その頃にはもうコード進行とかを忘れてる(笑)。曲が書けるのは時期にもよりますけどね。

齊藤:「ローズマリー」を作った頃とかすごかったんですよ。あの時期にめちゃくちゃできてなかった?

逸見:「ローズマリー」とか「文明サイクル」とかの頃ね。サイテーな気分の時にできやすいかもしれないです(笑)。

──「忘れかけてたメロディは/便所にいるときに限ってやたらと活発なのだ」なんて歌詞がありましたけど(「One Hit Wonder」)。

逸見:たとえば呑みの席でトイレに行くと、「次にあいつと何を話そうかな?」とかワクワクしてきたりしませんか? 「そう言えばまだあの話をしてなかったな」とか。それが言葉ではなくメロディだったりもして。

「デッカバンド」はロック・バンドとしての理想像

──ワクワクすると言えば、得も言われぬ昂揚感が訪れるのはmyeahnsの楽曲の共通点のように感じますが。

逸見:メロディのわりに歌詞がちょっと暗いんじゃない? とはよく言われます。「サマーエンズ」とかもそんな気がするし。

──暗いと言うよりもほのかなビター感と言うか、ほろ苦さみたいなものはありますよね。この楽しい瞬間が終わってしまうことの切なさ、焦燥感だったりとか。

逸見:意識して切ない歌詞を書こうとしてるわけじゃなく、その場で思い浮かんだことを割とそのまま書いてるだけなんですけどね。たいていメロディと同時に歌詞が浮かぶことが多い。

──明るく賑やかなサウンドではあるけれども、myeahnsは単なるパーティー・バンドではないと思うんです。「ファンクラブに入って騒ごうぜ」と唄われる「Fanclub」でも「ハイテンションは長くは続かない」「ゴキゲンなナンバーでごまかすんだ」というどこか冷静と言うか醒めた視点が付きまとっていたりして。

逸見:要するに、俺自身の性格がそんなに明るくないんですよ(笑)。

齊藤:ツアー移動の車の中でも全然喋らないしね。バンドで社交性があるのは俺と茂木だし、俺と茂木が話してるのを聞いて亮太君はニヤニヤしてるだけ(笑)。

──作曲やライブを通じて社交性を発揮しているような感じですか。

逸見:曲を通じて…でもそうですね、歌じゃなきゃ普段言わないことも言ってるかもしれないです。

──屋台骨を支えるリズム隊と小気味好いアクセントを与えるキーボードが歌を引き立たせていて、アレンジも緻密に練り込まれていると思うのですが、どんなふうにアレンジを固めているんですか。

逸見:いろいろですけど、キーボードのフレーズは俺の鼻歌を形にしてもらうことが多いかも。

齊藤:ギターに関しては難しいことは何もやってないんです。ほぼコードを弾いてるだけなんで(笑)。

逸見:俺はギター・ソロを考えられないので、次のスタジオまでにソロを決めてきてとか、そんな感じでやってます。

齊藤:俺は亮太君の歌に絶対キーボードを入れたかったんですよ。亮太君と呑んでる時にそんな話になって、「1人いた」ってその場で亮太君がQuatchに電話して交渉したんです。

──同じギタリストとして、逸見さんは齊藤さんのことをどう見ていますか。

齊藤:100%満足してないと思いますよ(笑)。

逸見:雄介はブルースとかロックが好きで、ブルースマンの心意気はあると思うので、テクニックどうこうじゃない気がしますね。普段の発言もそうだけど、けっこう肝が据わってるんですよ。それがプレイにも反映されてきてると思う。

──本作の収録曲の中でも「デッカバンド」はmyeahnsの核となる部分を担っていると言うか、バンドの在り方を堂々と宣言した選手宣誓みたいな曲だと思うんです。自分たちの音楽はそれ以上でも以下でもなく、魔法でも何でもないし、それで世界を変えることはできない。子ども騙しのショービジネスかもしれないけど、心をふるわせる歌が確かにここにはあると唄われる、力強い確信に満ちた曲ですね。

逸見:選手宣誓っていいですね。自分で言うのもアレだけど、「ラヴソングでシビれてる/それは僕らが愛のカタチそのものだからだベイビー」を、もし誰かに先に唄われてたら悔しかったってくらい気に入ってます(笑)。自分が大好きなロック・バンドが、こうだったらいいな、こうあってほしいなっていうのを詰め込んだ気がします。

──「デッカバンド」の〈デッカ〉はイギリスの名門レーベルから取ったんですか。

逸見:お詳しい。あとは〈デッカい〉だったり。

──「Be むだ Baby」というタイトルもそうですが、独特の言語センスをお持ちですよね。

逸見:歌詞で言えば、一応吟味はしてるんですよ。自分で唄って納得するかな? って。でも書き終えてから大きく変えることはほぼないですね。

──齊藤さんの「サイコー!」というリアクションがあればOK?

逸見:次のスタジオで変えていったりすると、雄介は言葉の響きは最初のスタジオで唄ってたほうが良かったとか言ってくるんです。なのでなるべく完成した歌詞とメロディで持っていくようにしてます。

──なるほど。好きな詩人とかはいらっしゃいますか。

逸見:最近だと穂村弘の詩がいいなと思って。それが歌詞に反映されるとかはないですけどね。なんて言うか、俺は歌の中で答えを言いたくないんですよ。たとえば会いたくても「会いたい」とは唄わないです。そうは言わずにどうやって唄おうかなと考えてますね。それを聴いてどう受け止めてもらってもいいし、感じ方は人それぞれでいいと思ってます。

すべてはライブのためにある

──ちなみに、齊藤さんが作曲することはないんですか。

齊藤:ないですね。作れそうな気はめちゃくちゃしてるんですけど、どう作っていいのか分からないんです。

逸見:雄介に限らず、みんなには曲を作ってよと言ってるんですけど、今のところ俺しか曲を作る奴がいないんです。

──それは他のメンバーが逸見さんのソングライティングに絶大な信頼を寄せているからなのでは?

齊藤:俺の場合はファンなので(笑)。

──「ローズマリー」や「ざ・むーんいずまいん」は4分台ですけど、あとの曲はどれも2分から3分の尺ですよね。短く潔いのはポップ・ソングの鉄則ですが、それを頑なに守っているということですか。

齊藤:そこはだいぶこだわってますね。俺も亮太君も短い曲が好きなんですよ。長くていい曲もありますけど、基本的に2分、3分台がいい。

──あと、フェイドアウトする曲が皆無ですよね。

逸見:それもライブでやってる曲ばかりだからだと思います。フェイドアウトさせる必要が今回は全くなかったですね。

──レコーディングではレコーディングでしかできないことをやるバンドもいるじゃないですか。ライブでは再現不可みたいな。myeahnsはそういうタイプではないと?

逸見:myeahnsはライブ・バンドですからね。音源を出すよりもライブを優先してきたし。ゆくゆくはコンセプト・アルバムみたいな、レコーディングならではのことをやりたくなるのかもしれないですけど。ただ今回に関してはファースト・フルだし、ライブでやってることがそのまま形になった。これまでの曲の精鋭たちを集めたから『Masterpiece』(傑作)。アルバム・タイトルに相応しい曲が集まった気がします。

──最近はライブ・バンドとしての人気も鰻登りだし、手応えを感じつつあるんじゃないですか。

齊藤:配信のリリースを始めるちょっと前から対バンの感じをガラッと変えたんですよ。同じ界隈のバンドとはあまりやらないようにして。そうなってお客さんが一度減ったけど、逆に今度は増えてきた感はありますね。

逸見:雄介はマネジメント能力があると思う。

齊藤:友達のバンドと話していて、別のジャンルのバンドとやったほうが面白いなと思っただけなんですけどね。myeahnsならどのジャンルのバンドとも渡り合えると思ったし。

逸見:実際、いろんなジャンルのバンドがいる時ってなんか妙に燃えたりするんですよ。

──3作連続で配信シングルをリリースしてみていかがでした?

齊藤:リアクションは良かったと思います。誰でも気軽に聴けるから、配信も良かった気がします。

逸見:ライブでも盛り上がったしね。ちゃんと聴いてくれてるんだなと思った。成功だったと思いますよ。

──9月4日(水)には新宿LOFTで『双六騒動 スペシャル』と題されたレコ発ライブがありますが、〈双六騒動〉というネーミングにはどんな思いが込められているんですか。

逸見:清志郎さんの『瀕死の双六問屋』という本があって、そこからです。最初は〈双六〉の意味が分からなかったんですけど、清志郎さんが今にも死にそうな状態でも凄まじいロックをやってやるんだという意気込みのように思えて。それで自主企画には〈双六〉という言葉を入れたくて、なおかつ〈騒動〉を巻き起こしたかったんです。

──逸見さんのボーカルには清志郎さんからの影響をそこはかとなく感じますね。

逸見:あまり意識はしてないけど。やっぱりRCサクセションなりハイロウズは憧れですよね。清志郎さんもヒロトさんも、ミック、キースもそうだけど、ステージに出てきた瞬間がイチバン高揚して尚且つ頂点なんですよ。観てる側の気持ちとしては。そういうのを自分たちのライブでもやりたいんです。

齊藤:マーシー(真島昌利)を生で観た時、死ぬかと思ったもんね(笑)。

──同世代のバンドで刺激を受けているバンドはいますか。

齊藤:俺はgo!go!vanillasですかね。テクマクの時にミルキーウェイとかレッドクロスでよく対バンしてたんですよ。俺と茂木がメンバーと同い年で、今でもよく呑むんですけど、向こうはめちゃくちゃ売れちゃったので(笑)。

逸見:俺が同世代で影響を受けたのはandymoriかな。言葉のセンスがすごかったし、頭の中はどうなってんだ? ってこっちが考えさせられるって言うか。

──近未来に叶えたい目標とはどんなことですか。

逸見:前に雄介が日比谷の野音でワンマンをやりたいと言ってて、確かにmyeahnsに日比谷は合うなと思いましたね。

齊藤:いつか野音もやりたいけど、その前にまずシェルターのワンマンをソールドアウトさせたいですね。それとまだダイヴする人がいないので、ダイヴされるようなライブをやってみたい(笑)。

逸見:さっきも言ったけど、myeahnsは結局、ライブ・バンドなんです。スタジオに入るのもレコーディングするためじゃなく、ライブで披露するために曲を合わせてる。それをライブでやりながら変えるべきところは変えて、もっと良くしようとする。それを音源にしようよってことになったら、ライブでやってるそのままの形を録るだけ。軸にあるのは常にライブで、すべてはライブのためにあるんです。だからこれからも1本1本のライブ、気を引き締めます。

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