田中6回2失点も8敗目 ヤンキースは今季初の完封負け

【レンジャーズ7-0ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

レンジャーズは、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしながらも後半戦に入って調子を落としていたマイク・マイナーが安定感抜群のピッチングを披露。強打のヤンキース打線を相手に8回途中まで111球を投げ、被安打5、奪三振5、与四球1、無失点の好投で今季12勝目(8敗)をマークした。マイナー降板後は、2番手のショーン・ケリーが2/3イニング、3番手のエマニュエル・クラーセが1イニングを無失点に抑え、3投手による完封リレーが完成。ヤンキースは今季1度も完封負けがなく、昨年7月1日(現地時間)以降220試合連続完封負けなしを継続していたため、レンジャーズは今季初めてヤンキースを完封したチームとなった。

マイナーとの投げ合いとなったヤンキース先発の田中将大は、初回一死から連打で一・三塁のピンチを背負い、ノマー・マザーラの犠牲フライで失点。5回表には先頭のホゼ・トレビーノに2号ソロを許し、6回表にようやく初めて三者凡退のイニングを作ったものの、6回7安打2失点でマウンドを降りた。2番手のネスター・コルテスJr.は、8回表にロナルド・グスマンのタイムリーとデライノ・デシールズの4号3ランで4点を失い、9回表には3番手のタイラー・ライオンズが秋信守(チュ・シンス)に21号ソロを被弾。ヤンキースは1点も奪えないままリリーフ陣が失点を重ねる苦しい展開となり、0対7でレンジャーズに敗れ、田中は今季8敗目(10勝)を喫した。

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