【MLB】タ軍傘下2Aのヌマタ捕手、スケボー事故で死亡 球団も失意「本当に辛い」

事故で亡くなったタイガース傘下のチェイス・ヌマタ捕手【写真:Getty Images】

タイガース監督「辛い出来事だ。本当に辛い」

 デトロイト・タイガース傘下2Aエリーのチェイス・ヌマタ捕手が2日(日本時間3日)、スケートボードの事故で負った頭部の怪我により死亡した。27歳だった。タイガースが同日に発表した。

 地元紙「デトロイト・フリープレス」などによると、ヌマタは8月30日午前2時過ぎ、ペンシルベニア州エリーのダウンタウンエリアで事故に見舞われた。防犯カメラの映像では、ヌマタがスケートボードに乗っている最中、突然石にでも当たったかのように止まり、前方に転倒したという。その後病院で治療を受けていたが、帰らぬ人となった。

 エリー市警は2日、「彼はスケートボードから転倒し、頭から地面に着地してしまったようだ。(地面に)倒れてすぐに意識を失ったようだ」と説明した。事故の状況からスケートボードに乗って自宅に戻る途中だったとみられる。

 ヌマタはハワイ州パールシティ出身。地元の高校を卒業後、2010年にドラフト14巡目でフィリーズに入団した。その後ヤンキースを経てタイガースへ。今季はここまで3Aトレドで6試合、2Aエリーで71試合に出場していた。両打ちの捕手で、マイナー通算575試合に出場し、打率.251、17本塁打。

 タイガースのガーデンハイアー監督は「彼のことはスプリングトレーニングで見た。辛い出来事だ。本当に辛い」と哀悼の意を表した。

 ヌマタとアパートで共同生活を送っていた同僚のキャム・ギブソン外野手は「彼はいつもダンスをして、ジョークを飛ばしていた。みんなの明るい光だった。僕の将来について、何度心から向き合って話をしただろう。彼は常に僕を助けてくれた。ヌミ(ヌマタ)はこのチームの心の拠り所だった」と声を絞り出した。(Full-Count編集部)

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