【聴講者募集】防衛研究所主催 令和元年度 戦争史研究国際フォーラムを開催

2019年9月3日
防衛省 防衛研究所

「紛争の想定外の拡大」をテーマに
国内外の研究者が事例を発表し討議を展開
防衛研究所主催
令和元年度 戦争史研究国際フォーラムを開催

防衛研究所は、2019年9月17日(火)に、国内外の戦争史の専門家を招き、「紛争の想定外の拡大」をテーマに講演や発表、討議を行う「防衛研究所主催 令和元年度 戦争史研究国際フォーラム」を、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で開催します。

本フォーラムは、戦争史に関して二国間もしくは多国間で比較研究することで、戦争史を多角的な視点から再検討すると同時に、当該国との相互理解を深め、信頼醸成に寄与することを目的に開催するもので、当研究所の創立50周年を記念して2002年度から実施しています。

17回目となる今回のフォーラムでは、一定の計画と構想に基づいて開始された武力紛争や個別の作戦が、想定外の規模に発展してしまう例は稀ではなく、そのような事態への対処が重要な課題となっていることから、「紛争の想定外の拡大」をテーマに開催いたします。

スティーブン・バズィー氏(英国:ウォルヴァ―ハンプトン大学教授)による基調講演に続き、「戦争の拡大」について「日中戦争」「朝鮮戦争」「プオク・トゥイ平定作戦」を例にした発表と、「作戦の拡大」ついて「ガリポリ作戦」「日本の南太平洋方面の作戦」「バルバロッサ作戦」を例にした発表を行います。最後に登壇者による総合討議を行い、紛争の管理について意見を交換し理解を深めます。

本フォーラムの開催にあたり、聴講者を募集いたします。聴講をご希望の方は、防衛研究所のホームページ(http://www.nids.mod.go.jp)からお申し込みいただけます。また、定員に達し次第、申し込みは終了させていただきます。

「防衛研究所主催 令和元年度 戦争史研究国際フォーラム」の聴講者の募集の概要は以下の通りです。

「防衛研究所主催 令和元年度 戦争史研究国際フォーラム」聴講者募集の概要

■日時:2019年9月17日(火)9:30~17:00(開場9:00)

■会場:ホテル椿山荘東京 ホテル棟1階 ボールルーム(東京都文京区関口2-10-8)

■プログラム・登壇者:
【テーマ】「紛争の想定外の拡大」
【内容】
<基調講演>
・スティーブン・バズィー(英国:ウォルヴァ―ハンプトン大学教授)

<第1セッション>「戦争の拡大」
・戸部良一氏(防衛大学校名誉教授) テーマ:「日中戦争の拡大と日本陸軍 1937年7月~1938年10月」
・アラン・ミレット氏(米国:ニューオーリンズ大学教授) テーマ:「『不意打ち』」に驚かされることを嫌った将軍―ダグラス・マッカーサーと朝鮮半島、1950~1951年」
・アルバート・パラッツォ氏(豪州:陸軍研究センター長) テーマ:「戦争の要請に応えてーオーストラリア陸軍とベトナム戦争―」
・花田智之氏(防衛研究所戦史研究センター主任研究官)

<第2セッション>「作戦の拡大」
・フィロミーナ・バズィー氏(英ウォルヴァ―ハンプトン大学教授) テーマ:「1915-16年のガリポリ作戦におけるイギリス軍の想定外の医療危機」
・進藤裕之氏(防衛研究所戦史研究センター主任研究官) テーマ:「日本の南太平洋方面の作戦―1942~43年―」
・ジェファリー・メガーギー氏(米国:立ホロコースト記念博物館上級研究官) テーマ:「破滅の拒絶:ドイツ統帥部とソ連における攻勢の失敗 1941年秋」
・斎藤達志氏(防衛研究所戦史研究センター所員)

<第3セッション>「総合討議」

■定員:300名(入場料無料)
※プログラムは予告なく変更になる場合がありますので、予めご了承ください。
※参加予定者、会議の内容は、変更されることがあります。
※日英同時通訳付きです。

■申込み方法:
防衛研究所ホームページからお申し込みください(URL:http://www.nids.mod.go.jp)。
※お申し込み多数の場合は先着の方を優先させていただきます。
※聴講券(Eメール)を返送いたしますので、当日ご持参ください。(Eメール1通で1名様のみ有効)

■申込み期間:定員に達し次第、申し込みは終了とさせていただきます。