大輪5千発、夜空彩る 人吉市で花火大会

夜空を彩った人吉花火大会=人吉市

 夏恒例の人吉花火大会が8月31日夜、人吉市中心部の球磨川河畔であり、5千発の大輪が夜空を彩った。市と人吉商工会議所主催で65回目。

 開始直前に雨が降り出したものの、観覧会場の人吉城跡ふるさと歴史の広場などには、浴衣姿の女性や家族連れら約2万人(主催者発表)が詰めかけた。友人と訪れた球磨中央高1年の野崎眞白さんは「雨は降ったけど、夏の最後に花火が見られて良かった」と笑顔で話した。

 会場では熊本出身の漫画家、緑川ゆきさん原作の人気アニメ「夏目友人帳」のキャラクターを描いたポスターなどが販売され、多くのファンが買い求めていた。

 同花火大会は15日に開催予定だったが、台風10号の影響で延期となっていた。(小山智史)

熊本日日新聞 2019年9月2日掲載

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