〔熱中症〕8月26日から9月1日の7日間で1262人搬送、搬送者数は先週・昨年同時期より大幅減

総務省消防庁は3日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
8月26日から9月1日の7日間における全国の救急搬送者数は1262人で、前週(3227人)に比べて1965人減少し、前年同期(3993人)と比べて2731人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週(1人)に比べて1人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は19人で、前週(61人)に比べて42人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が678人で、全体の53.7%を占めています。
発生場所別では、住居が487人と最も多く、全体の38.6%を占めています。
また、都道府県別では、東京都が142人と全国で最も多く、次いで千葉県が97人、神奈川県が93人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2019/8/26~9/1・速報値)
・救急搬送者数:1262人
※前週比1965人減、前年同期比2731人減

<日別>
・8/26(月):185人
・8/27(火):123人
・8/28(水):92人
・8/29(木):331人
・8/30(金):98人
・8/31(土):213人
・9/1(日) :220人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :19人
・中等症:415人
・軽症 :818人
・その他:10人

<年齢別>
・18歳未満:149人
・18~65歳:435人
・65歳以上:678

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):487人
・工事現場や工場などの仕事場:117人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):41人
・教育機関:63人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):108人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):175人
・道路:183人
・その他:88人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・東京都 :142人
・千葉県 :97人
・神奈川県:93人
・愛知県 :89人
・埼玉県 :88人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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