コールがまたも奪三振ショー アストロズ延長戦を制す

【アストロズ3-2ブリュワーズ(延長10回)】@ミラー・パーク

前日の試合でジャスティン・バーランダーがノーヒッターを達成したアストロズは、バーランダーと熾烈な奪三振王争いを繰り広げるゲリット・コールが、またしても見事な奪三振ショーを展開。6回105球を投げて被安打3、奪三振14、与四球2、失点1という好投を見せ、チームの勝利に貢献した。1点リードの9回裏にクローザーのロベルト・オスーナがクリスチャン・イェリッチに43号同点ソロを浴びたアストロズだが、延長10回表にジョージ・スプリンガーが30号ソロを放ち、これが決勝点に。4番手のオスーナが今季4勝目(3敗)、5番手のジョシュ・ジェームスがメジャー初セーブをマークし、ブリュワーズ6番手のジュニア・ゲラが今季5敗目(8勝)を喫した。

延長戦を制したアストロズは、ヤンキースに次いで今季2チーム目となる90勝に到達した(ナイトゲームでドジャースも到達)。コールは、前日のバーランダーに続いて14個の三振を奪ったが、1893年にマウンドからホームベースまでの距離が変更されて以降、2試合連続で14奪三振を記録する投手が現れたチームはメジャーリーグ史上初である。また、コールはこれで17先発連続無敗となり、今季の奪三振数を266として、バーランダーを抜いてメジャートップに再浮上した。さらに、3試合連続12奪三振以上は2017年のコリー・クルーバー(インディアンス)以来の快挙であり、同一シーズンに3度の14奪三振以上をマークしたのは球団史上初。今日のピッチングを見る限り、コールの奪三振ショーはまだまだ続きそうだ。

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