ホークス2桁10勝の高橋礼&50試合超登板の甲斐野が有力…どうなる今年の新人王【パ編】

ソフトバンク・高橋礼(左)と甲斐野央【写真:荒川祐史】

ホークス高橋礼が10勝&防3.15 甲斐野は54試合登板&8セーブ22ホールド

 今季も残すところ約1か月。2019年度の新人王争いもいよいよ絞り込まれつつある。

 新人王は記者投票で決まる。原則として海外のプロリーグ経験がなく、初めて支配登録されてから5年以内で、投手は前年までの1軍での投球回数が30回以内、打者は前年までの1軍での打席数が60打席以内の選手が対象になる。

 パ・リーグの新人王有資格者の9月2日時点の成績を見ていこう。

○投手 イニング数順 10回以上

高橋礼(ソ)18試10勝3敗0S 0H 111回1/3 60三振 防率3.15
石橋良太(楽)25試7勝6敗0S 0H 107回2/3 60三振 防率3.85
岩下大輝(ロ)17試5勝3敗0S 0H 91回1/3 71三振 防率3.65
K-鈴木(オ)16試3勝5敗0S 0H 88回2/3 79三振 防率3.86
榊原翼(オ)12試3勝4敗0S 0H 76回 56三振 防率2.72
本田圭佑(西)13試6勝5敗0S 0H 74回 48三振 防率4.62
松本航(西)12試5勝3敗0S 0H 61回 40三振 防率4.87
竹安大知(オ)10試3勝2敗0S 0H 54回 37三振 防率4.50
甲斐野央(ソ)54試2勝4敗8S 22H 50回1/3 63三振 防率3.22
高橋純平(ソ)36試3勝2敗0S 12H 41回1/3 51三振 防率2.61
椎野新(ソ)31試4勝2敗0S 6H 41回 47三振 防率2.85
小島和哉(ロ)7試2勝4敗0S 0H 36回1/3 29三振 防率4.95
弓削隼人(楽)6試3勝2敗0S 0H 36回1/3 27三振 防率2.97
西村天裕(日)29試0勝0敗0S 3H 36回 43三振 防率4.25
森脇亮介(西)29試2勝1敗0S 2H 31回 24三振 防率4.94
荒西祐大(オ)10試1勝2敗0S 0H 30回 25三振 防率6.90
吉田侑樹(日)9試0勝0敗0S 0H 21回 17三振 防率6.00
中村稔弥(ロ)6試1勝1敗0S 2H 19回1/3 15三振 防率4.66
平良海馬(西)17試1勝1敗1S 3H 17回1/3 18三振 防率3.63
東妻勇輔(ロ)19試3勝0敗0S 5H 17回1/3 15三振 防率1.56
張奕(オ)5試2勝1敗0S 0H 17回1/3 13三振 防率5.19
泉圭輔(ソ)12試2勝0敗0S 3H 16回 13三振 防率2.25
齊藤大将(西)9試0勝0敗0S 1H 10回2/3 7三振 防率6.75
奥村政稔(ソ)10試0勝1敗0S 3H 10回1/3 9三振 防率8.71
吉田輝星(日)3試1勝2敗0S 0H 10回 10三振 防率10.80
田浦文丸(ソ)7試0勝0敗0S 0H 10回 6三振 防率3.60

 規定投球回に達した投手はいない。ソフトバンクのサブマリン、高橋礼は2桁勝利をマーク。甲斐野は重要な場面での登板が多い。楽天・石橋は防御率では高橋に劣るが、ローテーションを守って7勝を挙げている。オリックス・榊原は7月以降、1軍で投げていない。

打者では交流選手首位打者のオリックス中川、100試合以上出場の楽天辰己らが候補

○打者 安打数順 5安打以上

中川圭太(オ)91試297打88安1本27点9盗 率.296
辰己涼介(楽)104試267打58安2本20点10盗 率.217
渡邊佳明(楽)59試165打42安1本21点0盗 率.255
西浦颯大(オ)62試178打38安1本14点8盗 率.208
平沼翔太(日)55試123打30安1本11点2盗 率.244
佐野皓大(オ)60試108打24安1本9点10盗 率.222
周東佑京(ソ)88試96打19安1本6点22盗 率.198
頓宮裕真(オ)28試91打18安3本10点0盗 率.198
堀内謙伍(楽)51試103打17安0本13点0盗 率.165
太田光(楽)36試75打16安1本5点0盗 率.213
佐藤龍世(西)41試51打12安1本6点0盗 率.235
三森大貴(ソ)24試48打10安0本1点3盗 率.208
栗原陵矢(ソ)32試39打9安1本7点0盗 率.231
柿沼友哉(ロ)34試54打9安1本2点0盗 率.167
杉本裕太郎(オ)16試44打8安4本7点1盗 率.182
愛斗(西)41試52打8安0本3点0盗 率.154
川瀬晃(ソ)29試34打6安0本1点1盗 率.176
香月一也(ロ)26試33打5安1本3点0盗 率.152
三家和真(ロ)22試20打5安1本3点0盗 率.250

 規定打席に達した選手はいない。オリックス・中川は交流戦の首位打者になって注目された。楽天・辰己はただ1人100試合以上出場。ソフトバンク・周東はリーグ5位の22盗塁と足でアピールしている。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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