魚津市の村椿晃市長は3日、定例会見し、2019年度9月補正予算案を発表した。一般会計は1億2187万円(累計177億8743万円)で、主な事業として、ふるさと納税の寄付額増に伴うふるさと寄付推進事業(5465万円)、新規開業・創業の初期投資の支援助成制度(550万円)などを計上した。
ふるさと納税の寄付額は8月末時点で、昨年度の97件365万円から本年度は352件798万円に増えた。増額の理由として、市は、寄付を募るウェブサイトを8~9月に4サイト増やし、計5サイトにしたことを挙げた。事業費5465万円のうち、3700万円は寄付の積み立て費用で、諸経費は地域づくり基金の1765万円を充てる。
新規開業・創業時の初期投資の支援助成制度は、市民からの声を受けて創設した。店舗・事務所などの改装費用に充てる創業助成は1件50万円で8件分、奨励金を支給する奨励助成は1件10万円を15件分用意する。
この他、国際ソロプチミスト富山-東の寄付金で、来年1月から市図書館に「読書記録帳」を設置する事業(181万円)、幼児教育・保育の保育料と副食費の無償化事業(632万円)も盛り込んだ。