マリエとやま 低価格均一店が充実

サンキューマートの売り場イメージ

■サンキューマート7日出店

 富山ターミナルビル(富山市桜町、水田整社長)は7日、運営する富山駅前の商業施設「マリエとやま」3階に390円均一の雑貨店「サンキューマート」をオープンさせる。5階には既に300円均一の雑貨店「スリーコインズ」があり、低価格均一店が充実する。手頃な価格帯の商品を増やすことで、若年層の顧客開拓を狙う。

 サンキューマートは、原宿やアメリカ村など若者文化の発信地を中心に店舗展開し、全国に55店ある。県内では10月19日に増床リニューアルオープンするファボーレ(富山市婦中町下轡田)にも出店する。

 衣類やアクセサリー、文房具などを取り扱い、アニメや漫画の版権元とコラボレーションしたキャラクターグッズが中高生に人気だ。

 2012年から出店しているスリーコインズは、台所用品やインテリア雑貨など生活用品を中心に取りそろえる。30、40代を軸に幅広い世代が利用する。富山ターミナルビルによると、サンキューマートは10~20代が主要顧客のため、「同じ低価格店だが、客層は異なる。競合せずにうまくすみ分けられるだろう」と話した。

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