【U-18W杯】ネットで話題のベンチで祈る女性の正体は? 通訳“まりさん”は優勝請負人

侍ジャパンU18代表の通訳を務めチームに帯同する細谷まりさん(左)【写真:荒川祐史】

通訳として日本チームに帯同している細谷まりさん、携わったチームは「全て優勝」

「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)のオープニングラウンドを4勝1敗で終えスーパーラウンド進出を決めた野球日本代表「侍ジャパン」高校代表。チームは多くのサポートを受け異国の地・韓国で死闘を演じているが、日本の勝利に祈りを捧げる1人の女性がいる。今大会で通訳を務めチームに帯同する細谷まりさんだ。

「野球が大好き」と豪語する細谷さんは中学までソフトボール部に所属し。2007年に「当初は韓国に住むつもりで」と短期留学。09年には男子野球チームに加入するほどの“野球女子”となった。「チームに女性がプレーヤーとして入ることが初めだったみたいで(笑)。加入の手続きをしてもらい一緒にプレーしました」と笑顔で語る。帰国後も都内の軟式野球チームで現在もプレーを続けている。

 その後は韓国で行う日本チームの通訳を何度も務め今大会も侍ジャパンU-18高校代表にボランティアとして参加している。通訳以外にも練習では球拾い、一塁に入りドラフト候補たちのボールを華麗にさばく姿を見せチームに無くてはならない存在となっている。

 試合中にはベンチで勝利を祈る姿がTV中継で映されネットでは早くも「あの女性は誰?」と話題を集めている。細谷さんがこれまで携わってきた日本チームは「全て優勝しているので今大会も是非、優勝してほしい」と“勝利の女神”としてチームを支えていく覚悟だ。

 通訳、練習補助など様々な形で日本を支える“まりさん”が悲願の世界一に向けスーパーラウンドもサポートを続けていく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

© 株式会社Creative2