ナショナルズが9回裏に一挙7得点 大逆転サヨナラ勝ち

【メッツ10-11xナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

ナ・リーグ東部地区2位のナショナルズと同4位のメッツによる、ワイルドカード獲得を狙うチームの同地区対決となった一戦は、ナショナルズが6点ビハインドで迎えた9回裏に一挙7点を奪い、奇跡的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。ジェイコブ・デグロム(メッツ)とマックス・シャーザー(ナショナルズ)という好投手同士の投げ合いでスタートした一戦は、両軍リリーフ陣の崩壊により予想外の結末を迎え、ナショナルズ5番手のハビー・ゲラが打者1人を打ち取って今季3勝目(1敗)をマーク。一方のメッツは、4点差に迫られ一死満塁となったところでクローザーのエドウィン・ディアスを投入したが、ディアスは2点タイムリー二塁打と3ラン本塁打で逆転を許し、今季7敗目(1勝)を喫した。

8回裏にフアン・ソトの32号2ランで1点差に迫ったナショナルズだったが、リリーフ陣が9回表にブランドン・ニモの4号ソロ、ジェフ・マクニールの2点タイムリー、ピート・アロンゾの44号2ランで大量5失点。リードを6点に広げられ、万事休すかと思われた。しかし、メッツ3番手のポール・シーウォルドから先頭のビクトル・ロブレスが内野安打で出塁すると、一死後にトレイ・ターナーがタイムリー二塁打。一死一・三塁となってアンソニー・レンドンのタイムリーで4点差とし、メッツは4番手のルイス・アビランを投入したが、ソトがヒットで繋ぎ、一死満塁となった。ここでメッツはディアスを投入するも、ライアン・ジマーマンがライトへの2点タイムリー二塁打を放って2点差。そして、カート・スズキが100マイルの速球をレフトスタンドに叩き込み、劇的な逆転サヨナラ勝ちが完結した。

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