犯人を2時間で特定! ネット警察がデジタル逮捕した「故意にバイク倒し男」の正体と余罪の可能性

何のためにこんなことをするのか?(写真はイメージです)

駐輪場に止めてあったバイクが何者かに故意に倒されるといった事件が発生しました。しかし、防犯カメラに犯行の様子がバッチリと記録されていたため、動画を拡散しネットの力で即犯人特定に至ったという一連の流れが話題になっています。

その動画に映っていたのは、一人の男の犯行の一部始終でした。自転車に乗って駐輪場にやってきた男は、一度映像から消え何事もなかったかのように思えました。しかし、その男がもう一度自転車に跨り、来た方へ戻っていきます。その途中で自転車を止めると、何を思ったのか駐輪場に止めてあったバイクを故意に倒していきます。

そして、男は再び自転車に跨り去っていきました。

この一連の動画を投稿したツイート主は、

『本日7:20頃、住居のバイク置き場にて事件。
いつも通り帰ってくると駐輪場にてバイクが倒れていました。僕のバイクは無事でしたが、住人の方のバイクが被害に。そして犯人おもくそカメラ映っちゃってるので覚悟して下さい』

と拡散を呼びかけます。

そして呼びかけが功を奏したのか、僅か2時間ほどで犯人が特定されたようです。

その犯人とされる人物はホストの男で、防犯カメラに映る人物と着衣が一致している事が特定の決め手となったようでした。

ツイート主はその人物にコンタクトを取ったらしく、本人は「記憶がない」と主張しているようです。しかし、『飲酒運転、2分間で効率よく倒す。しっかりしてるとしか』とその主張を一蹴。そして、『今回自分のバイクでは無かったですが同じバイク乗りとしては許せませんでした! 皆様、本当にありがとうございました』と締めくくっていました。

こうした一連のトラブルがネット上で話題となり、Twitterなどでは、

「えぇ!? ホスト!? 羨ましいから倒したんですかね。カバー掛けたり屋根付きガレージ付きとかにしないと怖くて乗れない…まじであり得ないです。犯人特定されて良かったです」
「自転車でもバイクでもペットの犬や猫でも他人から見たら価値は無いかも知れないけど、誰かの大事な物だと気付ける感性が無いのが悲しい!」
「こいつ何してんねん! おまえの一番大事なもん無駄に壊したろか! て思う」
「コソコソとやる事が汚いなぁ⋯バイク倒して何の得があるんや⋯」
「これ、入った時と出た時、自転車違うの乗ってない?? 来た時は折り畳みで、バイク倒した時はカゴ付きのママチャリになってる。チャリドロもしてるのか、、、?」
「防犯カメラの大切さを感じました。以前、たびたびパンクなどのいたずらがあったとき、カメラをつけたいと管理会社に相談したら却下されて、そのあと盗まれてしまった経験があるので余計にくやしく思いました」

といったコメントが寄せられています。

そしてどうやらこの事件の影響で、犯人とされる人物は在籍していたホストクラブのサイトからプロフィール等が削除されてしまったようです。

何のために、他人のバイクを倒すなどという不可解な行動を起こしたのかは分かりませんが、Twitterのコメントでもあるように、来た時とは違う自転車で去って行っていますし、お酒を飲んで自転車に乗っていたという疑惑もあります。問題は「バイクを倒した」だけでは留まらない事になるかもしれません。(文◎絹田たぬき)

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