全国高校選抜陸上 男子 600メートル・松下、二段跳び・廣田 V

(左)男子600メートルで優勝した松下(壱岐商)、男子二段跳びを制した廣田(長崎日大)

 陸上の第7回全国高校選抜大会は8月31日、9月1日、大阪市のヤンマーフィールド長居で行われ、男子の600メートルは松下翔紀(壱岐商)が1分19秒90、二段跳びは廣田麟太郎(長崎日大)が11メートル32でともに優勝を飾った。
 松下は予選で大会新となる1分19秒12をマーク。手応えをつかんで8人による決勝に臨んだ。レースは8月上旬の南部九州インターハイ800メートル7位の南田航希(大阪・大塚)が序盤から飛び出した。2番手についた松下は最後まで諦めずに南田を追い続け、ゴール手前で逆転。最後は0秒08差で競り勝った。
 廣田のメイン種目は、2年生ながら南部九州インターハイで銅メダルを手にした三段跳び。その動きづくりも視野に臨んだ今大会は、2回目に10メートル99(追い風参考)をマークしてトップに浮上した。5回目に一時首位を譲ったが、すぐに決勝記録を跳んで抜き返し、そのまま逃げ切った。
 県勢はこのほか、南部九州インターハイ男子八種競技を制した池田塁(諫早農)が五種競技に出場し、3538点で3位入賞。女子四段飛びの佐伯舞子(純心女)は15メートル21で6位、スプリントトライアスロンの森山奈菜絵(同)も2960点で8位に入った。

© 株式会社長崎新聞社