アスレチックス・ブラウンが攻守に活躍 打率は.448

【エンゼルス5-7アスレチックス】@オークランド・コロシアム

ワイルドカード獲得を目指す戦いを続けるなか、アスレチックスに新星が現れた。故障離脱中のスティーブン・ピスコッティの穴埋め役として日本時間8月27日にメジャー初昇格を果たしたセス・ブラウンは、昇格後8試合で29打数13安打(打率.448)の大活躍。本拠地オークランド・コロシアムで行われたエンゼルス戦でも2本のタイムリー三塁打を放って3打数2安打2打点をマークしたほか、左翼守備でも補殺を記録し、攻守にわたる活躍でチームの勝利に貢献した。今季AAA級で打率.297、37本塁打、104打点、OPS.986をマークするなど、もともと打力には定評のある選手だが、ここまでの活躍は首脳陣も期待していなかったはず。ボブ・メルビン監督は「彼は与えられたチャンスを最大限に生かしているね」と新人スラッガーの活躍に目を細めた。

マイク・トラウトの44号ソロなどで2点を先行されたアスレチックスは、2回裏にブラウンのタイムリー三塁打などで同点とし、3回裏にはマット・チャップマンの31号3ランで勝ち越しに成功。その後、アルバート・プーホルスの21号ソロ、大谷翔平のタイムリー二塁打、ジャスティン・アップトンの11号ソロで5対5の同点に追い付かれるも、6回裏にブラウンが勝ち越しのタイムリー三塁打を放ち、最終的には7対5で接戦を制した。アスレチックス4番手のユスメイロ・ペティートが今季5勝目(3敗)、6番手のリアム・ヘンドリックスが今季18セーブ目をマーク。エンゼルス3番手のノエ・ラミレスは今季3敗目(4勝)を喫した。なお、3試合連続でノーヒットに終わっていた大谷は、5回表の第3打席でレフト線へのタイムリー二塁打。その他の打席は空振り三振、一塁への併殺打、空振り三振に終わり、4打数1安打1打点で今季の打率は.289となった。

© MLB Advanced Media, LP.