潜伏キリシタン遺産 春日集落の日常たどる 平戸「かたりな」で写真展

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春日集落の日常や世界文化遺産登録までの足跡を紹介する写真に見入る人=平戸市春日町

 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産、春日集落(平戸市春日町)で暮らす住民の日常や登録までの足跡を記録した「つたえ つなぐ 春日集落写真展」が集落の案内所「かたりな」で開かれている。入場無料。11月30日まで。
 市が初めて企画。2012年に県が「平戸の聖地と集落」の構成資産に同集落を決定して以降の歩みを中心に、市担当者らが撮影した約100点を展示している。
 会場には、住民の女性が談笑する穏やかな光景を切り取った作品のほか、集落の見どころの一つで、キリシタン墓地があった聖地「丸尾山」に生い茂った背丈より高い雑木を住民が清掃する様子も紹介。来訪者に棚田の魅力を伝える田植え体験など、登録までの住民らの記録が並ぶ。
 企画した市文化交流課の植野健治係長(44)は「中山間地で明るく暮らす住民の姿を見てほしい」。地元のまちづくり団体「安満の里 春日講」の寺田賢一郎会長(61)も「私たちの歩みを知ってもらえれば」と話した。

農作業を終えて棚田を見晴らす石段で談笑する住民の姿を切り取った1枚=平戸市春日町(平戸市提供)