レッズ・ローレンゼン ルース以来98年ぶりの快挙達成

【フィリーズ5-8レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

強打のピッチャーとして知られるレッズのマイケル・ローレンゼンが、1921年のベーブ・ルース以来98年ぶりとなる快挙を成し遂げた。1点リードの7回表に3番手として登板したローレンゼンは、ジェイ・ブルースに25号同点ソロを浴びたものの、直後の7回裏にチームがホゼ・イグレシアスの10号ソロで勝ち越しに成功。8回裏にはローレンゼン自身がダメ押しの1号2ランを左中間へ叩き込んだ。試合はそのままレッズが8対5で勝利し、ローレンゼンは今季初勝利(4敗)をマーク。本塁打を放った試合で勝利投手となるのは、1921年6月13日(現地時間)に当時ヤンキースのルースが達成して以来、実に98年ぶりの快挙となった。

フィリーズ先発のアーロン・ノラの立ち上がりを攻め、初回にジョーイ・ボットーの14号ソロで1点、2回裏にジョシュ・バンミーターのタイムリー、ボットーとアリスティデス・アキーノのタイムリー二塁打で5点を先行したレッズは、先発のトレバー・バウアーが5回表にローガン・モリソンの2号2ランとJ.T.リアルミュートの21号2ランで4失点。7回表にはローレンゼンがブルースに一発を浴び、5対5の同点に追い付かれた。しかし、7回裏にJ.イグレシアス、8回裏にはローレンゼンが一発を放ち、8対5と勝ち越しに成功。3点リードの最終回は、クローザーのライセル・イグレシアスが三者凡退で締めくくった。R.イグレシアスは今季29セーブ目をマーク。決勝弾を浴びたフィリーズ4番手のホゼ・アルバレスが今季4敗目(3勝)を喫した。

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