大地震や津波などの自然災害伝承碑、地形図に初掲載 東北は4カ所 国土地理院

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石巻市雄勝町の伝承碑を示す地図記号(赤丸で囲んだ部分)
自然災害伝承碑

 国土地理院は9月1日に刊行した縮尺2万5000分の1の地形図に、自然災害の記憶を刻んだ石碑などを表す地図記号「自然災害伝承碑」を初めて掲載した。東北では、石巻市雄勝町、北上町の伝承碑計4カ所に表記した。

 大地震や津波、土石流の災害被災地のうち、12都道県に点在する伝承碑計60カ所を今回更新された地形図に載せた。石巻では、1933年に発生した昭和三陸地震や東日本大震災の津波被害を伝える慰霊碑などの場所を記号で示した。

 国土地理院は3月に自然災害伝承碑の地図記号を策定。6月にはホームページの情報コーナー「地理院地図」で伝承碑の位置情報を公開した。9月1日には東北で青森、宮城、秋田、山形4県の計13カ所を追加し、全国で41都道府県計278カ所に増やした。

 国土地理院東北地方測量部の担当者は「今後も地形図の在庫切れなどの更新時に伝承碑の記号を掲載していく。随時追加している地理院地図と合わせ、地域防災に生かしてほしい」と話す。