リニューアル前に火災訓練 イオンモール高岡

増床する西館で行われた消防訓練=イオンモール高岡

 イオンモール高岡(高岡市下伏間江)は5日、14日に増床リニューアルする同施設の西館で、火災発生を想定した消防訓練を行い、従業員や消防署員が初期対応や連携を確認した。

 従業員約250人と高岡市消防本部から約40人が参加した。館内のフードコートから出火し、逃げ遅れている人がいるとの想定で実施。従業員が通報や初期消火、避難誘導を行い、火災時の手順を確認した。消防隊員は屋上に取り残された人をはしご車を使って救出し、放水活動に取り組んだ。

 広田一徳高岡消防署長は講評で「大規模なショッピングモールでの火災は、甚大な被害につながる。人の命を守ることを優先して避難できるよう、継続して訓練してほしい」と話した。

消防隊員の誘導で避難する従業員
消防隊員による放水活動も行われた

© 株式会社北日本新聞社