ピラーが逆転弾 ジャイアンツがシーソーゲームを制す

【ジャイアンツ9-8カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

ジャイアンツは、先発のマディソン・バムガーナーが6回途中9安打6失点で降板する誤算こそあったものの、打線が15安打9得点と奮起し、カージナルスとのシーソーゲームを9対8で制した。4番手のタイラー・ロジャースがメジャー初勝利(0敗)、6番手のウィル・スミスが今季31セーブ目をマーク。8回表に値千金の逆転アーチを放ったケビン・ピラーは、5打数4安打3打点の大活躍を見せた。一方、敗れたカージナルスは、勝負どころでリリーフ陣がことごとく失点。ピラーに逆転アーチを浴びた7番手のジオバニー・ガジェゴスが今季2敗目(3勝)を喫した。

3回表にカージナルス2番手のタイラー・ウェブと3番手のライアン・ヘルスリーを攻め、マイク・ヤストレムスキーの19号ソロなどで4点を先制したジャイアンツは、バムガーナーが3回裏にデクスター・ファウラーのタイムリー、4回裏にポール・デヨングの25号ソロで1点ずつを失い、5回裏にはポール・ゴールドシュミットの2点タイムリー三塁打で4対4の同点に。6回表にブランドン・クロフォードの11号3ランで勝ち越しに成功するも、直後の6回裏にトミー・エドマンのタイムリー三塁打、ゴールドシュミットの2点タイムリー二塁打などで4点を失い、カージナルスに逆転を許した。しかし、1点ビハインドで迎えた8回表にピラーが21号逆転2ランを放ち、これが決勝打となって9対8で勝利。手痛い逆転負けを喫したカージナルスは、2位カブスとのゲーム差が2.5に縮まった。

© MLB Advanced Media, LP.