西日本中心に残暑 北日本気温変化大きい 気象庁1か月予報

気象庁は5日、向こう1か月(9/7~10/6)の天候の見通しを発表した。西日本と沖縄・奄美の向こう1か月の気温は高く、期間の前半は暖かい空気に覆われやすいため、かなり高くなる見込み。北・東日本の気温は、期間のはじめはかなり高くなる所があるが、北日本はその後、寒気が流れ込む影響で平年並みか低くなる予想で、気温の変化が大きくなりそうだ。

高温に関する早期天候情報

 

週ごとの予報によると、1週目(9/7~9/13)は日本の南海上で太平洋高気圧が強いものの、日本付近は南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすい。このため、北日本を中心に前線の影響を受けやすく、多雨傾向となり全国的に晴れの日が少ない見込み。
 気温は全国で高温となり、かなり高くなる所がある見込み。特に、11日(水)頃からの5日間ほどは、東海や西日本各地、沖縄・奄美で気温が平年よりかなり高くなるとして、気象庁はこれらの地域に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物や家畜の管理、熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。

 2週目(9/14~9/20)には、大陸から高気圧が西日本へ張り出す予想で、東日本太平洋側、西日本は平年に比べて晴れの日が多い見込み。気温は、北日本では寒気の影響を受ける時期があり、平年並みか低い予想だ。一方、西日本から沖縄・奄美は、大陸からつながる暖かい空気に覆われて平年より気温が高い見込み。

 3~4週目(9/21~10/4)の西日本は、大陸からの高気圧に覆われて平年に比べて晴れの日が多く、降水量が少ない見通し。気温は、北日本で平年並みか低い予想だが、西日本から沖縄・奄美は平年より高くなりそうだ。

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