日本時間9月5日 ポストシーズン争いはどうなった?

メジャーリーグのレギュラーシーズンも佳境を迎え、各地区・各リーグで熾烈なポストシーズン争いが繰り広げられている。日本時間9月5日、ポストシーズン争いの動向はどのようになったのか。ここでは今日行われた試合の結果を踏まえ、各地区の優勝争いと各リーグのワイルドカード争いの現状をチェックする。

◆ア・リーグ東部地区

首位ヤンキースが2位レイズに9.5ゲームの大差をつけて独走するなか、ヤンキースは4対1でレンジャーズに勝利。レイズは試合がなかったため、両チームの間のゲーム差は10に拡大し、レイズのエリミネーション・ナンバー(=あと何試合負ければ地区優勝の可能性が証明するかを表す数字)は12となった。

◆ア・リーグ中部地区

首位ツインズを2位インディアンスが6.5ゲーム差で追う状況のなか、ツインズは2対6でレッドソックスに敗れ、インディアンスは8対6でホワイトソックスに勝利。両チームの間のゲーム差は5.5に縮まった。なお、この2チームは直接対決を6試合残している。

◆ア・リーグ西部地区

ア・リーグ東部地区と同様、首位アストロズが2位アスレチックスに9.5ゲーム差をつけて独走しているが、アスレチックスがエンゼルスを4対0で破り、試合がなかったアストロズとのゲーム差を9に縮めた。アスレチックスのエリミネーション・ナンバーは15のままとなっている。

◆ア・リーグワイルドカード

首位レイズを1ゲーム差でアスレチックスとインディアンスが追う三つ巴の混戦となっているが、レイズは試合がなく、アスレチックスとインディアンスがともに勝利。0.5ゲーム差のなかに3チームがひしめく大混戦となった。ツインズに6対2で勝利したレッドソックスもアスレチックスとインディアンスを5.5ゲーム差で追っているが、残り試合数(23)を考えると逆転は難しそうだ。

◆ナ・リーグ東部地区

ア・リーグ中部地区と同様、首位ブレーブスを2位ナショナルズが6.5ゲーム差で追う状況だが、ナショナルズはメッツに4対8で敗れ、ブレーブスとのゲーム差が7に広がった。ナショナルズのエリミネーション・ナンバーは17となったが、まだ直接対決が7試合残っている。

◆ナ・リーグ中部地区

首位カージナルスを2位カブスが3ゲーム差、3位ブリュワーズが7ゲーム差で追っているが、カージナルスがジャイアンツに8対9で痛恨の逆転負け。試合がなかったカブスとの差は2.5ゲーム、同じく試合がなかったブリュワーズとの差は6.5ゲームに縮まった。カージナルスはレギュラーシーズン最後の10試合のうち7試合がカブスとの直接対決となっており、最後の最後まで地区優勝の行方がわからない展開が続きそうだ。

◆ナ・リーグ西部地区

首位ドジャースが2位ダイヤモンドバックスに18ゲームもの大差をつけており、7年連続の地区優勝は確実。ドジャースが7対3でロッキーズ、ダイヤモンドバックスが4対1でパドレスに勝利したため、18ゲーム差は変わらなかったが、ダイヤモンドバックスのエリミネーション・ナンバーは4に減った。

◆ナ・リーグワイルドカード

首位ナショナルズを3.5ゲーム差で2位カブスが追い、そこから2.5ゲームの位置にフィリーズ、3.5ゲームの位置にダイヤモンドバックス、4ゲームの位置にブリュワーズ、5ゲームの位置にメッツがつける大混戦。カブスとブリュワーズは試合がなく、ナショナルズとフィリーズが敗れ、ダイヤモンドバックスとメッツが勝利したため、ナショナルズとカブスのゲーム差は3に縮まり、2位カブスから6位メッツまでの5チームが4.5ゲーム差のなかにひしめく状況となっている。

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