アメリカでの企業によるFacebook・Instagramの活用状況

FacebookとInstagramはソーシャルメディアの2トップであり、アメリカでも大半の企業、特にB to C企業はコンシューマーとのコミュニケーションツール、時には販売ツールとして活用しています。SNSは各企業によって、自社で運営するケースと広告代理店やマーケティング会社に委託するケースがありますが、どちらにしても懸案となるのは「どのくらいの頻度で投稿したらよいか?」「どの程度の反応があれば合格点なのか?」ということです。

結論から言うと正解はないのですが、シアトルのソーシャルメディア専門調査会社Rival IQが先月リリースしたばかりの実態調査から、指標になりそうな参考データをいくつか紹介します。

まずはFacebookです。これは1日あたりの平均投稿回数の業界別のデータです。Media(ニュースやエンタメ情報のページ)が1日平均8.18回と突出して多く、続いてスポーツチームが2.95回、Retail(小売業)が1.13回と続きます。全体だと0.97回。つまり1日約1回の投稿が全体平均となっています。

これは投稿に対する平均エンゲージメント(ユーザーからのLikeやクリックなど何らかの反応)率の業界別データです。これによると最も高くともアルコール飲料業界の0.14%、続いてホテル&リゾート・非営利団体・スポーツチームが横並びで0.13%となっています。全体平均は0.09%、つまり約1,000人に1人が反応するという割合なので、運営するSNSで反応が少なくともさほど気に病む必要はなさそうです。

 

続いてInstagramの活用状況です。1日当たりの平均投稿回数はスポーツチームが最も多い1.56回、次がファッションの1.07回、僅差でヘルス&ビューティーが1.06回と続きます。全体平均は1日0.7回。Facebookよりもやや少ないという状態です。

注目すべきはInstagramのエンゲージメント率です。業界によって差はありますが、ほとんどの業界で1%を越えており、全体平均でも1.6%。Facebookと比較すると10倍以上のパフォーマンスです。

 

アメリカで最も利用されているソーシャルメディアは現在でもFacebookですが、そのユーザー数は横ばいと言われています。一方でInstagramは急速にユーザー数を伸ばしており、企業にとって今後はInstagramも必須ツールとなる可能性が高そうです。

 

“アメリカでのWebマーケティングの秘訣💡”

その他のブログ記事はLegitalウェブサイトへ

https://legitalmarketing.com/

© Legital Marketing