漫画の力、復興に一役 著書で「心の癒やし」説明 熊本市のNPO代表 

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初の著書「教養としてのマンガ」を出版した熊本マンガミュージアムプロジェクトの橋本博代表=合志市

 NPO法人・熊本マンガミュージアムプロジェクト(熊本市)の橋本博代表(70)=同市中央区=は、漫画が地域活性化や熊本地震からの復興に果たす役割などをまとめた初の著書「教養としてのマンガ」(扶桑社新書、994円)を出版した。

 著書は、新書判256ページで6章構成。自身の人生を振り返りながら、漫画文化の歴史や可能性などを伝えている。

 序章では、熊本地震で発揮された漫画の力について説明。避難所生活で心の癒やしになったことや、漫画家の応援メッセージが被災者の励みになったことなどを紹介している。

 最終章では漫画と日本の未来について展望。子どもが本に慣れ親しむきっかけづくりや市民の憩いの場として、全国の自治体にマンガミュージアムを設置する目標を掲げた。

 橋本さんは2011年に同法人を設立。17年には合志市と連携して、郷土資料館跡に合志マンガミュージアム(同市御代志)を開設し館長に就任した。資料館時代に年間約200人だった入場者は、オープンから2年余りで6万人に達した。

 「地域おこしにも貢献している漫画の力を知ってほしい」と橋本さん。8日午前10時半から、市西合志図書館で出版を記念したシンポジウムを開く。参加無料。合志マンガミュージアムTEL096(273)6766。(木村恭士)

(2019年9月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)