復興元年―胆振東部地震から1年、仮設になお400人

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 厚真町で最大震度7を観測した胆振東部地震の発生からきょう6日で1年。被害の大きかった胆振東部3町(厚真、むかわ、安平)各地で復旧工事のつち音が響く。住民生活も「復興元年」を合言葉に日常を徐々に取り戻しつつある。一方、3町で400人以上が仮設住宅で暮らし、被災者の生活再建が最優先課題となっている。

 道の5日現在のまとめで東胆振と日高地方では厚真町37人、苫小牧市2人、むかわ町と新ひだか町1人ずつの計41人(災害関連死1人を含む)が亡くなった。重傷44人を含む408人が負傷、建物全壊は361棟。安平町は斜面崩壊の恐れがあるとして、13世帯32人に避難勧告が継続している。

 被害の大きい3町では191世帯、425人(5日現在)が仮設住宅で暮らす。各町は仮設住宅の入居期限の来年12月までに、生活安定と住宅再建を図るための災害公営住宅を建設する考え。厚真町は今年12月までに着工し32戸を整備する。

 厚真町はきょう6日正午、町役場前で町職員らが黙とう。この後、防災無線で宮坂尚市朗町長が町民向けにメッセージを送る。7日午前10時半、町総合福祉センターで追悼式を開く。

 むかわ町は6日午前6時、鵡川地区住民対象の避難訓練を行う。正午のサイレンを合図に1分間の黙とう、午後6時半に四季の館で防災講演会を開く。

 安平町は同日午前8時、防災訓練を行う。避難誘導や自衛隊、消防などが参加しての救助訓練を通して万が一に備える。午後2時、追分公民館で復興祈念式典を開く。(佐藤重伸)