カージナルス10得点大勝 ジャイアンツ4連戦勝ち越し

【ジャイアンツ0-10カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは、初回に3点を先制したあと、3回裏には5点を追加し、3回終了時点で大量8点をリード。打線の大量援護を受けた先発のダコタ・ハドソンは、6回1安打無失点の好投を見せ、ジャイアンツに10対0で大勝した。好投したハドソンは、リーグ2位タイとなる今季15勝目(6敗)をマーク。終盤3イニングを無失点に抑えた2番手のジェネシス・カブレラには、メジャー初セーブが記録された。一方、敗れたジャイアンツは、先発のローガン・ウェブが3回途中8安打8失点(自責点7)と打ち込まれてメジャー初黒星(1勝)。打線はわずか4安打に封じられ、得点圏で6打数ノーヒットに抑えられるなど、文字通りの完敗となった。

大勝したカージナルスは、本拠地6日間での8試合を6勝2敗(対レッズ3勝1敗、対ジャイアンツ3勝1敗)で終え、直近27試合で21勝6敗と絶好調。後半戦の35勝17敗は両リーグ最高成績となった。初回に26号2ランを放ったポール・デヨングは、昨季自身がマークしたシーズン25本塁打の遊撃手による球団記録を更新。25本塁打以上の打者が3人以上誕生するのはチームでは2008年以来11年ぶりとなった(ポール・ゴールドシュミットが29本塁打、マーセル・オズーナが25本塁打)。また、ヤディアー・モリーナは、この試合が捕手として通算1927試合目の出場となり、ジム・サンドバーグと並んでメジャー歴代9位タイに浮上。3回裏には通算1944安打目となるタイムリーを放ち、オジー・スミスと並んで球団歴代7位タイとなった。さらに、好投したハドソンは、3回裏にメジャー初打点となる2点タイムリー。カージナルスの新人投手が15勝以上をマークするのは、1967年以降では2013年のシェルビー・ミラーに次いで2人目の快挙となった。

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