県内最大のタマン釣り大会

 8月23日~25日までの3日間、沖縄本島、宮古島、石垣島を会場に第13回沖縄バトルカップタマン釣り大会が開催された。毎年盛り上がりを見せる本大会は、これまで最多の411人が参加し、期間中に釣れたタマン1匹の重量を競った。

 今回1位の栄冠に輝いたのは釣りクラブFFTの山内盛竜さん。仕事の都合で24日の夜から釣りに出掛けた。最初は本島東海岸で竿(ざお)を出したが全くアタリ無しだった。潮が下げに変わったので恩納村のマル秘ポイントに移動した。ここでは小物らしきアタリはあるものの、本命のタマンのヒットが無いまま朝を迎えた。竿を出したまま片付けをしていると、竿が大きく曲がっているではないか。急いで竿を取りファイト開始。強めにドラグを締めたリールからジリジリと10メートルほどラインが引き出されたので、リールのスプールを押さえてラインの出を止めると、主導権を与えないよう強引にゴリ巻きで寄せた。釣り上げたのが自己記録となる70センチ・4.96キロのタマンで、初の栄冠を手に入れた。

 結果は次の通り。(敬称略)

▽1位 山内盛竜 4.96キロ・70センチ(本島会場)

▽2位 下地孝明 4.92キロ・72センチ(本島会場)

▽3位 西表孫之 4.36キロ・72センチ(石垣島会場)

▽特別賞 山名光二 ロウニンアジ 116センチ・20.48キロ

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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