ザ・クロマニヨンズ、フジファブリック、04 Limited Sazabysなど8月下旬から9月上旬リリースの8作品を紹介

フリーマガジン『music UP's』vol.178(8/20発行)に掲載中の『DISC GUIDE』から、8月下旬から9月上旬リリースの8作品を紹介!

1.「クレーンゲーム」/ザ・クロマニヨンズ
2.『FAB LIST 1』/フジファブリック
3.『Before It's Too Late』/THE ORAL CIGARETTES
4.『THUMB SUCKER』/PEDRO
5.「SEED」/04 Limited Sazabys
6.『Turntable』/竹内まりや
7.『OAU』/OAU
8.『ALL TIME SUPER BEST』/LUNKHEAD

「クレーンゲーム」/ザ・クロマニヨンズ

Single 8/28 Release

Ariola Japan
【CD】
BVCL-978 ¥1,000(税抜)
【7inchアナログ】
BVKL-13 ¥1,200(税抜)
※完全生産限定盤

真島昌利(Gu)作のキレキレのギターサウンドと突き抜けたサビがカッコ良いタイトル曲と、甲本ヒロト(Vo)作の《ああ単二》のリフレインが耳に残り、想像力を掻き立てる「単二と七味」を収録。それぞれ独特の視点で日常を鳴らすロックンロールに絶妙なバランスや抜群のコンビネーションが見える、彼ららしい一枚。初回盤のThe Beatles作品等に見られる、60年代フリップパックE式盤を再現したジャケットへのこだわりも注目!
TEXT:フジジュン

『FAB LIST 1』/フジファブリック

Album 8/28 Release

EMI Records
【初回生産限定盤(2CD)】
UPCH-29334~ 5 ¥3,500(税抜)
【通常盤】
UPCH-20523 ¥2,800(税抜)

デビュー15周年を記念して、2枚同時リリースするプレイリストアルバム。本作にはEMI在籍時代(04~09年)の全楽曲からファン投票によるトップ15を収録し、「若者のすべて」などの代表曲はもちろん、ファンならではのマニアックな選曲も。オルタナティブで、ノスタルジックで、エモーショナルな楽曲のユニークさもさることながら、背景に広がる洋邦にまたがる幅広い影響を改めて考えてみる、いいきっかけにもなりそうだ。
TEXT:山口智男

『Before It's Too Late』/THE ORAL CIGARETTES

Album 8/28 Release

A-Sketch
【数量限定プレミアムBOX(2DVD付)】
AZZS-92 ¥10,000(税抜)
【数量限定プレミアムBOX(Blu-ray付)】
AZZS-93 ¥11,000(税抜)
【初回盤(DVD付)】
AZZS-94 ¥4,200(税抜)
【初回盤(Blu-ray付)】
AZZS-95 ¥5,200(税抜)
【通常盤】
AZCS-1083 ¥3,000(税抜)

初のアリーナツアー&アジアツアー、自身主催の野外イベント開催と、勢い良く階段を駆け上がるオーラル初のベスト盤。2枚組全39曲収録。デビュー曲「起死回生STORY」をはじめとするシングル20曲で構成されたDisc1は彼らの歴史を振り返りつつライヴ定番曲もしっかり押さえてあり、バンドの魅力を掘り下げたDisc2はオーラルをより深く知ることができる。第1章の集大成と言える今作、ファンならずともゲットせよ!
TEXT:フジジュン

『THUMB SUCKER』/PEDRO

Album 8/28 Release

EMI Records
【初回生産限定盤
(2CD+Blu-ray+photobook)】
UPCH-29339 ¥10,000(税抜)
【映像付通常盤(CD-DVD)】
UPCH-20526 ¥5,980(税抜)
【通常盤(CD)】
UPCH-20527 ¥3,000(税抜)

“音源1回聴いてください! 聴いてダメなら諦めます!”と挑発的なキャッチが付いた、アユニ・D(BiSH)のソロプロジェクトとなるPEDROの1stアルバム。本格ロックサウンドに乗せて吐き捨てるように歌うヴォーカルはウェットで人懐っこく、自身が手掛けた歌詞は独特な言葉選びが文学的ですらあり、収録楽曲たちから彼女の本気がひしと伝わってくる。再録含む全20曲収録と聴き応え十分、田渕ひさ子のギターも最高!
TEXT:フジジュン

「SEED」/04 Limited Sazabys

Single 9/4 Release

日本コロムビア
COZA-1574〜5
¥2,200(税抜)

前アルバム『SOIL』から約1年振りとなるニューシングルは、表題にも刻まれているようにバンドのネクストが刻まれた仕上がりだ。爽快に突っ走る「Puzzle」はスケール感のある歌メロが実に魅力的。緊張が漲る「Montage」も震えがくるカッコ良さがあるし、「Cycle」はライヴの画が容易に浮かぶ熱いエモーションに貫かれている。なお、今作のパッケージは特殊なものとなっていて、発売まで公開されない。そこも楽しみだ。
TEXT:荒金良介

『Turntable』/竹内まりや

Album 9/4 Release

WARNER MUSIC JAPAN
WPCL-13077~ 9
¥4,000(税抜)

竹内まりやの魅力がフルコースで堪能できる40周年記念ベスト。過去ベスト未収録の曲や初CD化の曲が盛りだくさんで、Disc1は「いのちの歌」など代表曲中心。Disc2には中森明菜や薬師丸ひろ子等に提供した曲のセルフカバーや自身のレア音源も。Disc 3はファン待望の洋楽カバーの初CD化をはじめ、ディズニー映画『ダンボ』の日本版エンドソングの英語ヴァージョンや山下達郎とのデュエット曲も収録。
TEXT:山本弘子

『OAU』/OAU

Album 9/4 Release

TOY’S FACTORY
【初回限定盤(DVD付)】
TFCC-86688 ¥3,800(税抜)
【通常盤】
TFCC-86689 ¥3,000(税抜)
【LP】
TFJC-38038 ¥3,500(税抜)

OAU改名後、初になるフルアルバムはTVドラマ『きのう何食べた?』OPテーマ「帰り道」を含む13曲入り。今回は今年10周年を迎えるイベント『NEW ACOUSTIC CAMP』のサウンドトラックを目指したとのこと。ストリングスやパーカッションなどを積極的に導入し、作品性を求めた楽曲は群を抜く素晴らしさ。歌が心に染み入り、インストパートに心が躍る、聴き手のさまざまな状況に寄り添う音色がぎっしり。大傑作だ。
TEXT:荒金良介

『ALL TIME SUPER BEST』/LUNKHEAD

Album 9/4 Release

CHOCKYU RECORDS
CHKY-0035
¥2,778(税抜)

胸の中で“このヤロー!”と叫びながら懸命に生きることを歌い続けてきたLUNKHEAD。結成20周年を迎える彼らが自ら最強と謳うベスト盤。シングルを中心に選んだ全18曲を発表順に並べたことで、ルーツとも言えるオルタナロックからグッと幅を広げながら再びソリッドなロックに回帰し、どんどん先鋭化していった軌跡を辿ることができる。ラストが「はじまれ」というところが彼ららしい。回顧調はこれっぽっちもない。
TEXT:山口智男

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