県産材輸出6.7倍増 前年度比35万3千立方メートル

県産材の多くが輸出される志布志港。取り扱い業者は中国の景気の動向に気をもむ=鹿児島県志布志市

 本県から海外に輸出された県産材が2018年度は35万3千立方メートルに上り、過去最多を記録したことが6日、県の調査で分かった。県産材を扱う県外商社まで調査対象を拡大し、実態に近い数値を積み上げたことで前年度比6.7倍の増加となった。ただ、19年度は最大の輸出先の中国で、米国との貿易摩擦のあおりを受けて増加傾向にブレーキがかかっており、県内の取扱業者は新規市場の開拓を迫られている。

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