“W田中”のバトルに遠藤憲一が謝罪!?「『ごめん美佐子ぉ』って来てくれる」

最終回まで残すところあと3回となった、フジテレビ系連続ドラマ「それぞれの断崖」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の9月7日放送・第6話で、遠藤憲一演じる“被害者の父”志方恭一郎をめぐって、妻の雪子(田中美佐子)と“加害者の母”八巻はつみ(田中美里)がついに対峙(たいじ)する。

同作は、遠藤演じる志方恭一郎の中学生の息子が、13歳の同級生に殺害されたことをきっかけに崩壊する家族と、その再生を描く社会派人間ドラマ。第6話では志方家を訪れたはつみ(田中美里)が、雪子(田中美佐子)に土下座して謝罪する場面が描かれる。撮影では遠藤と田中美里、田中美佐子の3人から「どんな気持ちでこのセリフを言えばいいのか分からない」「このセリフは、こういう言い方に変えたい」などの意見が相次ぎ、監督を交えての真剣な話し合いが続いた。そして話し合いが終わると、田中美佐子から「よーし、負けないぞー!」と、初対決シーンへの決意を示すかのような掛け声が現場に響いた。

そして、いよいよ本番へ。リハーサルから涙を流して迫真の演技をする“W田中”。雪子のあえて怒りを抑えたかのような静かな口調、はつみの泣きながら土下座し小さく震える肩。そんな2人を見守ることしかできない志方…と、ドラマでは美女2人をバチバチさせてしまい、ただ見守るだけの遠藤だが、「毎回芝居が終わると遠藤さんが来るんです。『ほんと美佐子ごめん。ごめん美佐子ぉ』って(笑)」と田中美佐子は明かす。「『いやエンちゃん大丈夫だよ、芝居でショック受けているだけだから気にしなくていいから』と言っているんだけど、『いやもうマジ俺ほんと最低』って毎回、毎回謝りに来てくれる。芝居か現実か、もうみんな混同しちゃって分かんなくなっちゃう(笑)」と遠藤を象徴するエピソードを披露した。

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