バラ園拡張、品種も増 老朽化の綾瀬・光綾公園再整備へ

光綾公園の再整備で拡張されるバラ園=綾瀬市深谷上4丁目

 綾瀬市は10月から、市中央部に位置する光綾公園(同市深谷上4丁目)の再整備に着手する。1976年に開園し、施設の老朽化が目立っていた。目玉施設のバラ園を拡張するなどして2024年度の完了を目指す。

 市によると、厚木基地に隣接する同公園は広さ約4.4ヘクタール。北側エリアに野球場やバラ園、日本庭園、南側エリアには大型遊具などが設置され、イベント会場や市民の憩いの場になっている。

 野球場の撤去工事が10月にスタートし、20、21年度に多目的球場や駐車場の増設(147台)を実施。日本庭園は廃止して22年度以降、市の花になっているバラをPRするバラ園を拡張する。約1600平方メートルの現行用地を約4.5倍に広げてバラの品種も28から74に増やし、維持管理しやすい品種を選定して次世代型の施設にする計画。

 このほか、管理棟や井戸を活用した災害時対応型トイレなどを新設する。総事業費は約12億円。再整備に合わせて公園の運営手法についても指定管理者の導入などを検討するという。

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