IR誘致支援推進を 横浜商議所、県に政策要望書

要望書を提出する横浜商工会議所の上野孝会頭(左)と受け取る黒岩祐治知事=6日午前、県庁

 横浜商工会議所の上野孝会頭は6日、県庁で黒岩祐治知事と面会し、2020年度の県政と予算編成について要望書を提出した。

 上野会頭は「神奈川県も2020年には人口減少に転じる。神奈川が成長を続けていくために、共に連携を深めていきたい」と話し、活気ある都市づくりや、IRの横浜誘致実現に向けた支援推進、中小企業振興などを柱とする要望書を手渡した。

 黒岩知事はIRについて「市町村が誘致を決めたのなら、それを支援していくのは当然のこと」とした上で、「依存症対策や治安については、県の所管するところもある。できる限り対応していきたい」と話し、県としても誘致支援する方針を改めて示した。

 要望書ではこのほか、景気低迷対策や、人手不足対策・働き方改革の推進などのほか、自然災害に対応した総合的な防災力、エネルギー対策の強化などを求めている。 

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