船で巡る北原白秋ゆかりの地 10月、三浦でツアーイベント

白秋記念館前に建つ「城ケ島の雨」の歌碑=三浦市三崎町城ケ島

 三浦市内にある、詩人・北原白秋(1885~1942)ゆかりの地を船で巡るイベント「港から巡る白秋文学コース」が10月6日、開かれる。主催する三崎白秋会は9月末まで参加者を募っている。

 同会によると、イベントでは、作品とゆかりのある本瑞寺や八景原などを船上から見学。市合唱連盟の有志が「城ケ島の雨」を城ケ島内の詩碑前で献歌する。

 担当者は「現在多くの観光客が訪れる城ケ島の名は、白秋が全国に知らしめた。その足跡を知ってもらえたら」と参加を呼び掛けている。

 午後4時に三崎港近くの複合施設「うらり」から水中観光船に乗船、5時に帰港する。中学生以上が対象で定員30人。参加費千円。申し込み・問い合わせは白秋記念館電話046(881)6414。

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