台風接近、交通機関に影響 東海道線が一部運休へ

御殿場線

 8日夜から9日未明にかけて強い台風15号が関東地方に接近するとの予想を受け、交通機関に運休や欠航の影響が出ている。

 JR東日本は、東海道線東京-熱海間で、下り線は東京発午後7時以降の一部列車を運休、同8時15分以降の全列車を運休する。上り線は熱海発同8時半以降の一部列車を運休、小田原発同9時10分以降の全列車を運休する。

 JR東海は、東海道新幹線(東京-新大阪)の運行本数を8日午後3時ごろから減らし、一部の最終列車を繰り上げる「計画運休」を発表した。同日午後10時をめどに東京-三島間の運転を見合わせる。

 同社によると、のぞみを中心に上下線計50本を減便する。1時間当たりの運行本数は、のぞみ、ひかり、こだまのいずれもおおむね2本になる。一部の最終列車は発車時刻を早める。

 また同社は、御殿場線についても計画運休を実施。8日午後6時以降、御殿場-国府津間で運転を見合わせるほか、沼津-御殿場間も運行本数を減らし同9時以降は運転を見合わせる。

 小田急電鉄は8日、午後10時ごろをめどにすべての列車の運行を取りやめる。特急ロマンスカーについても運転見合わせの時間を早め、新宿発の下り線は午後6時発以降を運休する。

 海上交通では、久里浜と金谷(千葉県)を結ぶ東京湾フェリーが8日の運航本数を減らす。久里浜発は午前10時20分、金谷発は同11時20分発以降の船便を欠航する。

 道路は、西湘バイパスが大磯東IC~早川IC間で海側を通る下り線が8日午前11時から、上り線も同午後3時から通行止めとなった。また、国道135号と真鶴道路(真鶴ブルーライン)も上下線で通行止めとなった。

© 株式会社神奈川新聞社