ヤンキース・ハップ 7回途中無失点の好投で12勝目

【ヤンキース5-1レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

ヤンキースは、先発のJ.A.ハップが7回途中まで92球を投げて被安打2、奪三振7、与四球1、無失点という見事なピッチングを披露。打線は4番のゲーリー・サンチェスがタイムリー二塁打で2打点、5番のエドウィン・エンカーナシオンが32号2ランとタイムリー二塁打で3打点をマークしてハップを援護し、5対1でレッドソックスを破った。好投したハップは今季12勝目(8敗)をマーク。一方、前日に続いてブルペン・デーでの戦いに臨んだレッドソックスは、先発のトラビス・レイキンスが2イニングをパーフェクトに抑える好投を見せたものの、前日の再現とはいかず、3番手のライアン・ウェバーが2失点で今季3敗目(2勝)を喫した。

昨季はヤンキース移籍後の11先発で7勝0敗、防御率2.69の好成績をマークするなど、キャリア2番目となる17勝をマークしたハップだが、今季はここまで防御率5点台と安定感を欠くパフォーマンスが続いていた。しかし、この試合では強打のレッドソックス打線を相手に7回途中まで2安打無失点の好投。ベテラン健在をアピールし、ポストシーズンでの先発ローテーション入りに望みをつないだ。ポストシーズンの先発4枠のうち、ジェームス・パクストンと田中将大の2人は当確と見られており、残り2枠をハップ、ドミンゴ・ヘルマン、そしてコンディション次第ではあるものの、ルイス・セベリーノらが争う状況。また、ブルペンが充実していることを考えると、チャド・グリーンをオープナーとして起用する可能性もあり、アーロン・ブーン監督はレギュラーシーズンの残り試合での戦いを見て、最終的な決断を下すことになりそうだ。

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