【U-18W杯】台湾が米国との接戦制し5連覇阻む 2010年以来9年ぶり3度目の優勝

台湾代表が米国代表を下し9年ぶり3度目の優勝を果たす【写真:荒川祐史】

米国打線は9回に1点を返すも…ナインはガックリと肩落とす 台湾の継投&好守が光る

■台湾 2-1 米国(8日・機張)

 韓国・機張(きじゃん)で開催されている「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」は8日、決勝戦が行われ、台湾が米国を2-1で破り、2010年以来、9年ぶり3度目の優勝を飾った。

 スーパーラウンドを4勝1敗の1位で抜けた米国と、3勝2敗で2位の台湾の対戦。野球日本代表「侍ジャパン」高校代表と同組のグループBのオープニングラウンドでは8-1で米国が勝利していた。

 台湾は5回、ワン・シュンホの中越え三塁打から、リン・ツーウェイの中前適時打で先制。その1点を先発のユ・チエンが6回2/3、7奪三振、無失点。キレのいいボールで米国打線を抑えた。8回には何度もレフトの守備で好捕を見せ、投手をバックアップしてきた3番・ロ・ウィーチェの中前適時打で大きな2点目を奪った。

 米国は最終回に2本の安打と敵失で1点を返し、一打同点のチャンスを作ったが、及ばず。台湾は3投手の継投で、見事に強打の米国打線を封じた。2012年から大会4連覇中だった米国を破り、5連覇を阻んだ。(Full-Count編集部)

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