元CA・マナー講師が教える、自分に嘘をつかず自分に自信を持てる女性になる方法

自分に自信を持つためには

皆さんは自分を偽ることなく、毎日を過ごすことができていますか?

自分の気持ちに嘘をつくことは、自分を大切にしていないのと同じこと。

自分の気持ちに正直になり、自分を大切にすることで、自分に自信を持つことができます。

この「自分の気持ちに正直になる→自分を大切にする→自分に自信が持てる」という好循環の考え方をぜひ、癖づけてみてください。

 

なぜ自分に嘘をついてしまうのか?その原因と対策

自分に嘘をついてしまう理由は主に、以下の3つが考えられるのではないでしょうか。

自分をよく見せたい

自分の現状に満足していないけれど、プライドが高く、他人から尊敬されたいという気持ちがあるのかもしれません。現状に満足していないということは、きちんとした理想があるということ。目指すべきものが明確なので、理想が現実になるように努力をするのが近道!

特に意見を持っていないからとりあえず周りに同調しておこう

自分がどんな考えを持っているのか、自分でもわかっていないのかもしれません。日常で目にしたものや、日々のニュースなどに対して、どのように感じたかをメモすることで、自分がどんな考えを持っているのかがわかってくるのではないでしょうか。

周りに嫌われたくない

自分の意見は持っているけれど、その意見が周りと違った場合、悪目立ちして嫌われたくないために同調してしまうという方もいるかもしれません。必要以上に周りと意見を戦わせる必要はありませんが、無理に同調することでストレスが溜まってしまうのならば、周りの意見を受け入れつつ、自分の意見を言うことを意識してみるといいかもしれません。「なるほど、そういう考え方もあるよね。でも私は……」という言い方だと、角が立たずに自分の意見を言えますよ。

 

考え方を変えてみよう!

筆者が主宰するマナー講座には、自分に自信が持てないとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

そんな方のお話をよくよく聞いてみると、完璧主義で、「自分なんて理想には程遠い……」、「もし失敗したら怖い」という考えをお持ちの方が多いように感じます。

実は筆者も完璧主義で、入念な準備をしてからでないと動き出せないタイプだったのでそのお気持ちをよくわかるのです。

でも、基準をほんの少しだけ低くしてみるのはいかがでしょうか。

何かをするときに10を求めてしまうのならば、8や9出来たらOKという風に。

例えば朝に、「今日は○○と△△と××を片付けよう」と目標を立てたけれど、××はその日のうちに片付けられなかったとします。

そういうときでも、「あーあ。今日は××ができなかった」と考えるのではなく、「今日は××はできなかったけれど○○と△△ができた!」という考え方をしてみるのです。

事実は同じでも、考え方を少し変えるだけで、達成感が出てきますよね。

 

周囲の視線は自分を美しくするために使おう!

周囲の視線が気になって、自分の行動に自信が持てないという方も多いかもしれません。でも、周囲の視線を上手に利用することで、ますます美しくなることができますよ。

CAは入社後の訓練時代から、「常にお客様から見られているという意識を持つように」と教えられます。

周りから見られているという意識を持つことで、自分の姿を客観的に見ることができます。

自分の姿勢や動きのスピード、表情などを客観的に見ることで改善点が見つかり、日々修正することができるのです。

筆者は学生時代、姿勢が悪く猫背気味でした。

しかし、CAとしてお客様の目を意識する日々を過ごしたことで、今では「姿勢がいいね」と言われるまでになったのです。

周囲の視線を気にして委縮してしまうよりも、自分を美しくするために、周囲の視線を上手に使ってみてくださいね。

 

人は誰にでも価値がある

自分に嘘をついていると、無意識のうちに、「自分は価値のない人間だ」と感じてしまうようになったり、本当の自分を表に出さずに生きているために、ストレスが溜まったりしてしまいます。

そんな悪循環を断ち切って、より多くの方に自分に自信を持って過ごしていただきたいと願っています。

誰でも他の誰でもない、一人の価値ある人間なのです。

 

© シーエーメディアエージェンシー/ハニーコミュニケーションズ