アジフライの聖地!海の幸に恵まれた長崎県松浦市へ行こう【長崎県・松浦市】

あじの水揚げ量日本一の場所をご存知でしょうか。それは長崎県松浦市なんです。そして、友田市長によって松浦市は「アジフライの聖地」として正式に宣言され、市内にはアジフライが食べられるお店が充実しています。ふっくら肉厚で、サクサク、臭みがなくジューシーなアジフライを是非現地で味わってみてください!

アジフライの聖地 長崎松浦で、極上のアジフライを食したい

全国どこにでもいるあじですが、その多くが日本海側、特に松浦沖対馬暖流域(対馬~東シナ海)に多く生息していると言われています。その数はなんと47万トン。一方の太平洋側は4万トン強なので、10倍もの開きがあるのです。そして、その漁場に最も近いのが松浦魚市場なんだとか。

年間を通してコンスタントに月1,000トン以上の水揚げがあるのは松浦だけ。あじの旬は夏がピークですが、漁場が近い松浦では1年を通していつでも新鮮なあじが味わえるのが、なんと言っても魅力的ですね。

新鮮なあじだから、もちろん刺身で食べても当然美味しいのですが、あえてアジフライに。その身はふっくら肉厚で、サクサク、ふわふわ。全く臭みがなくジューシー。長崎に来たら、松浦のアジフライは外せませんよ!

松浦で食べられるあじは2種類。東シナ海にいるあじと松浦市が面する伊万里湾の湾内で育つあじです。波が荒い東シナ海のあじは大型で身が締まっているのが特徴なのに対し、伊万里湾内で育つあじは小型で美しい黄金色をしています。湾外のあじと比較して、脂のノリやコク、甘みが強いのだそう。

松浦市の友田市長によってなされた「アジフライの聖地」宣言。アジフライを提供しているお店にはこんなのぼりがあります。

今回お邪魔した「いけす割烹 華」の店員さんは皆さん、「アジフライTシャツ」を着用されていました。

背中のイラストが可愛いです!あじをおろして、アジフライにするまでがイラストで描かれています。こちらのアジフライTシャツ、購入もできますよ。松浦魚市場で水揚げされや魚や加工品を格安で購入できる販売所「旬市場(ときいちば)」で買えます。価格は2,000円(税込)/色は白・グレー・ネイビー・水色(各S・M・L他)。

いけす割烹 華

長崎県松浦市志佐町浦免1515

TEL:0956-72-5587

営業時間:17:00~22:00(L.O 21:00)

休業日:月曜

食べログ

旬市場(ときいちば)

長崎県松浦市調川町下免695

TEL:0956-72-2495

営業時間:9:00~14:00(日曜8:00~)

休業日:土曜、西日本魚市休日

松浦市で手に入る「アジフライの聖地 松浦 meets!まつら 宣言書」冊子には、松浦アジフライ食べ歩きMAPがついており、アジフライが味わえる厳選29店が掲載されています。お店によってアジフライの形もさまざま。こちらを参考に、朝に昼に夜に、違うアジフライを味わってみてはいかがでしょうか。

あじだけではなかった!トラフグや車えびの養殖も盛ん

トラフグは食用のフグの中では一番の高級魚。くせがなく、あっさりとした味が特徴のトラフグは、てっさ(刺身)、てっちり(鍋)、唐揚げで美味しくいただけます。松浦市は養殖トラフグの生産量が3年連続(2014年~2016年)日本一なのです。

こちらはトラフグランチ スペシャルバージョン 2,500円(税込)。

高級魚でこのボリュームなのに安いと思いませんか?産地に近いので、このような安い価格で提供できるんだとか。

あっさりとしていて、くせがありません。さっぱりとポン酢でいただきます。

松浦市はあじやトラフグの他にも、車エビの養殖も盛んです。また、マグロは年間を通して食べることができ、玄界灘の波が荒い場所で育ったマグロは、味が良いことでも知られています。今回、トラフグランチをいただいた旅亭 吉乃やでは、鷹島産のもずくも食べましたが、もずく酢がほんのり甘い味付けだったことに驚きました。九州では醤油が甘いことでも知られていますが、ほんのり甘い味付けもまたいいものです。

海の幸に恵まれた、食のコンパクトシティ「長崎県松浦市」で松浦でしか食べられないグルメを味わってみませんか。

旅亭 吉乃や

住所:長崎県松浦市鷹島町阿翁浦649

TEL:0955-48-2030

HP:https://www.takashima-yoshinoya.co.jp/

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