AFCが初めて、1億5千万米ドル(またはそれと同等の日本円)の二重通貨建てサムライ債貸付制度を確立

AFCが初めて、1億5千万米ドル(またはそれと同等の日本円)の二重通貨建てサムライ債貸付制度を確立

\- AFCが目標とする、幅広い国際的投資家の層の確立に近づける制度
\- 円が主要通貨となる貸付制度で、AFCの資金源は極東地域に向けてさらに多様化

AsiaNet 80282

【東京、2019年9月8日、PRNewswire】アフリカでインフラソリューションを提供する代表的な投資適格会社アフリカ・ファイナンス・コーポレーション(以下「AFC」または「コーポレーション」)は、三菱UFG銀行(MUFG)と三井住友銀行(SMBC)がマンデーテッド・リード・アレンジャーとブックランナーとなって主導してきた最低額1億5千万米ドルの二重通貨建てサムライ債貸付制度 (以降「制度」)のジェネラル・シンジケーション終了を発表しました。

この制度は2つのトランシェにより組成されていますが、その双方(米ドル優位のトランシェ A と日本円優位のトランシェB)がそれぞれ3年で満期(一括返済)になります。これはAFC初のアジア通貨による貸付制度で、同コーポレーションが資金源の多様化を図るべく幅広い投資家の層を創り上げ、世界中の企業や団体がアフリカの開発に参画する道を拓く上で重要なステップとなります。

今回の取引は日本の貸付市場でとても好意的に受け入れられ、大幅な募集超過に至りました。 これを受けて、制度規模の拡張が予定されています。

制度から得た収入は、AFCの設立合意書と憲章に則り、企業の様々な目的のために運用されます。

AFCの会長兼CEOであるサマイラ・ズバイル氏は、「AFCで働き始めて以来、私の主な目的の一つは幅広く国際的な投資家の層を打ち立てることでした。今回の貸付制度を確保したことで、その目的に一歩近づきました。日本の貸付市場は同制度にとても高い関心を持っており、募集超過が起こったほどです。これは、我々の資金源を多様化させるとともに、アフリカのインフラ欠落に対して革命的なソリューションを提供するという我々の使命に同意する人が多いことを示すものです。

アジアはアフリカの成長に対して欠かせない存在です。特に日本は、重要な役割を果たすこととなります。包括性に着目しつつ品質を維持した成長、持続可能性と復興力、そしてキャパシティービルディングに焦点を当てた人間の安全保障といった日本の美徳は、AFCの使命とビジョンに完全に一致します。」とコメントしています。

同制度は2019年7月23日に、ジェネラル・シンジケーションに向け公開されました。貸付合意契約の署名式は、2019年9月2日に予定されています。

編集後記
AFCについて - www.africafc.org
AFCは2007年に10億米ドルの自己資本金を持って設立された投資適格の国際的金融機関で、民間セクター主導のアフリカインフラ投資において触媒的役割を果たすことを目指しています。現在約45億米ドルの貸借対照表を持つAFCはムーディーズ・インベスターズ・サービスからA3/P2 (安定的見通し)の評価を受けており、アフリカで2番目に高い投資レベル格付けの国際的金融機関となります。 AFCはユーロ債の発行により、2019年には6億5千万米ドル、2017年には5億米ドル、そして2015年には7億5千万米ドルの資金調達に成功しています。ユーロ債の発行は全て募集超過となり、アジア、ヨーロッパ、アメリカからの投資家達から注目を集めました。

AFCの投資アプローチは、産業分野に関する専門家の知識、財政的そして技術的な専門家意見を取り入れること、プロジェクト構築、プロジェクト開発、リスクキャピタルといった要素を総合して、アフリカのインフラ開発ニーズに応えて持続可能な経済的成長を推し進めるものです。AFCは電気や天然資源、重工業、交通、テレコミュニケーションといった中核的インフラセクターに着目し、生活に欠かせないサービスを提供する高品質のインフラ設備に投資します。今日までに、AFCは45億米ドル以上の事業投資をアフリカ全土29カ国において実施してきました。

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(日本語リリース:クライアント提供)