ローレンゼンが代打サヨナラタイムリー レッズ接戦制す

【ダイヤモンドバックス3-4xレッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは、1点ビハインドの8回裏にエウヘニオ・スアレスのこの試合2本目の一発となる44号ソロで同点に追い付くと、9回裏一死一・二塁のチャンスで代打のマイケル・ローレンゼンが左翼線へのタイムリー二塁打を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。本拠地グレートアメリカン・ボールパークでの3連戦の被スイープを回避した。先発のアンソニー・ディスクラファーニが6回3安打3失点の力投を見せたあと、3人のリリーバーが終盤3イニングを無安打無失点に抑え、4番手のライセル・イグレシアスが今季3勝目(11敗)をマーク。一方のダイヤモンドバックスは、先発のマイク・リークが7回途中7安打2失点と好投するも、リリーフ陣がリードを守れず、6番手のヨアン・ロペスが今季6敗目(2勝)を喫した。

先日の試合で「本塁打を放つ&野手として守備に就く&勝利投手になる」というベーブ・ルース以来98年ぶりの快挙を成し遂げたローレンゼンが、得意の打撃で試合に終止符を打った。今季は本職のピッチングで67試合に登板して防御率3.13をマークしているほか、打撃では打率.333(21打数7安打)、1本塁打、OPS.988と打者顔負けの好成績。外野3ポジションの守備にも就き、チームに不可欠な戦力となっている。また、2本塁打を放って今季の本塁打数を44としたスアレスは、両リーグトップに1本差と迫り、本塁打王のタイトルを射程圏内に捉えた。なお、右肘の炎症で戦列を離れていたダイヤモンドバックスの平野佳寿が戦列復帰を果たしたものの、この試合での登板機会はなかった。

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