火山の生んだ絶景!陶石の白亜「白岩崎」と紺碧輝く「富岡海水浴場」を現地ルポ【熊本・天草】

©株式会社オンエア

熊本市から少し足を伸ばして、レンタカーで、バスで天草・苓北町(れいほくまち)を目指して車で走ること約3時間。海にうかぶ博物館と呼ばれるほど、地質・地形・歴史・生態系に富む天草諸島。「天草ジオパーク」にも認定されている苓北町の2か所を訪ねてみました。火山活動のうんだ天草陶石の「白岩崎(しろいわざき)」と穏やかな「富岡(とみおか)海水浴場」の、目で肌で感じる絶景を紹介します!

「白岩崎」の放つ白と迫力

天草の西海岸・雲仙天草国立公園の富岡半島。富岡海域公園に隣接するキャンプ場「白岩崎キャンプ場」から緑生い茂る階段を下って辿り着く先に、白い岩と海の絶景が待っています。海岸一帯に突き出た「白岩崎」です。

天に向かって荒々しく突き出る迫力の岩盤は白く輝き、それとは反対に入り江は穏やか。

訪ねたのは8月の真夏。透明度は抜群、碧く静かな入り江ではシュノーケリングに海の生き物の観察をしている人たち。なんと絵になる夏の海姿!

「白岩崎キャンプ場」には炊事場、トイレ、シャワー等の施設もばっちりです。もちろんここからの眺めも申し分ないことでしょう。「富岡海水浴場」と遊歩道で繋がっていて歩いて5分ほど。お散歩に丁度よい距離ですね。

平賀源内も絶賛の天草陶磁器

天草下島西海岸では陶石をうむ流紋岩脈と熱水活動が連続し、良質の陶石の原材料ができたそうです。その陶石から生まれた「天草陶磁石」は、強度が高く、濁りのない透き通った美しい白色に仕上がるのが特徴。

国内生産の約8割を占め、品質・埋蔵量ともに日本一。有田焼など県外の焼物産地に出荷され、江戸時代、平賀源内が「天下無双の上品」と絶賛したほど。

「快」水浴場百選認定の「富岡海水浴場」

天草灘に面する「富岡海水浴場」は、海水の透明度が非常に優れ、砂質もよく、こちらからの眺めも満点。平成18年環境省選定・快水浴場百選にも選ばれています。

沖合いには消波ブロックも設置され、両側には自然石を使った突堤もあり、約300mのビーチの波はこちらも穏やか。

海の中には色とりどりの熱帯系の魚たちと石珊瑚の海世界。磯遊び、シュノーケリング、波打ち際のお散歩に、泳がなくても心癒されるのんびりな天草の海です。夏の遊泳期間(7月~8月下旬)は海の家はありませんが、トイレ、シャワー(冷水100円・2分間)、更衣室、監視・救護所があり、危険なマリンスポーツは禁止されているのでちょっと安心です。

朱色に染まる天草の夕陽

天草西海岸地域は「天草夕陽八景」と言われるほど、東シナ海に沈む美しい夕陽を臨むスポットがたくさんあります。夕陽八景以外の場所でも、太陽の沈む瞬間の海は間違いなく、絶景。

熊本から天草に向かう道で風景はどんどん変化し、風はやわらかく、心地よく、焦る必要がそこにはない。遠い昔に見たような懐かしさがこみあげてくるような感覚にさせてくれる天草の風景です。秋の海、日の入り早くなる澄んだ冬の海をめざして、遊泳だけではない天草の海へでかけてみてはいかがでしょう。

白岩崎・富岡海水浴場

住所:〒863-2507 熊本県天草郡苓北町富岡

アクセス:「熊本駅」から車で約2時間40分、「天草空港」から車で約30分

駐車場60台:無料

お問い合わせ:苓北町観光協会(苓北町商工観光課)

https://reihoku-kumamoto.jp/

天草宝島観光協会

https://www.t-island.jp/

[all photos by kurisencho]